零に届いた手紙 ページ28
それから数日経ち
零の屋敷
書斎にいた零は欠伸をこぼしながら、事務を行っていた
そこに双子の片割れであるゆうたが部屋に入ってくる
「朔間さん、お手紙が届いてますよ」
「ありがとう、ゆうたくん。ところで、ひなたくんの方はどうしたのじゃ?」
「アニキなら、大神先輩に悪戯して今追いかけまわされているところです」
懲りないアニキです。と苦笑しながら手紙を差し出す
安易に想像ができたのかそうじゃのう。とつられて零も笑みをこぼす
さて。と零は受け取った手紙の差出人の名前を確認する
書かれていた名前に零は驚愕し、腰を浮かす
いきなりのことでゆうたはビクッと肩を震わせる
すまん。とゆうたに詫びると零はすぐさま難しい顔をする
「ゆうたくん、すまぬが皆をここに集めてくれぬか?話をしたい」
「はあ、わかりました」
それから数十分後、書斎に晃牙、ひなた、ゆうた、薫、アドニスがやってきた
「で、改まってどうしたの朔間さん。できれば手短にお願いしたいんだけど」
急に呼ばれたことにうんざりしている薫
「実はの、先ほどあるパーティの招待状が届いた。差出人はあの【皇帝】からじゃ」
すると、一瞬にして空気がピリピリした
「まさかあのやろう、何か仕掛ける気か?」
今にも噛みつきそうな晃牙を零は制す
「真意はまだわからん。そこでじゃ、我輩は今回の招待に応じようと思う」
「まあ、それが普通だろうね」
「そして、付添い人としてわんこ、葵くんたちを連れていく。薫くんとアドニスくんは万が一に備えて屋敷で待機しておいてほしい」
はーい。と双子は息を揃えて返事をする
アドニスも特に異論はなくただ無言で頷くだけだ
女子に接触する機会を逃した薫はどこか不機嫌そうだがわかったよ。と了承した
晃牙もどこか腑に落ちない顔をするが反論はしない
「じゃあ、頼んだぞ。我輩の愛し子たちよ」
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御霊t(プロフ) - オスカーさん» コメントありがとうございます。参考にさせていただきます。続編は余裕があれば、明日くらいに更新しようかと考えておりますので待っていてください (2017年11月18日 17時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
オスカー - 短編集も読んで見たい気持ちですが、私的にはこちらの作品をいつも楽しみに待っているので、短編集はもう少し後にしてほしいです!続編楽しみです! (2017年11月18日 15時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - オスカーさん» コメントありがとうございます。わざわざ別の作品も見てくださり、嬉しいです。確かにせないずは最高ですよね。これからも更新頑張っていくので応援お願いします (2017年11月8日 22時) (レス) id: ab2fec6353 (このIDを非表示/違反報告)
オスカー - お話し(?)中失礼します。最初から読ませていただきました。その手をとって契約をの方も拝見しましたが、どちらもとても面白い作品ですね!私、せないず好きなのでこれからもどちらの更新も楽しみにしてます。 (2017年11月8日 22時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - *神*威*さん» そうだったんだびっくりしたーあの時はありがとうね。すごく励まされたよ( ^ω^ ) (2017年11月8日 20時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御霊t | 作成日時:2017年10月3日 21時