王女様と五人のknight様 パート5 【あんスタ】

騎士たちの悩み ページ3

「ああ〜、疲れた〜。だるいー」





ソファーに体を預けた凛月が発した言葉に泉は眉間のしわを深くする







「ちょっと、シャキッとしなよね！こっちだって体が重いんだから！！」



「えっ、セッちゃん。もしかして太ったの？」



「そういう意味じゃない！もうチョーうざい！！」







怒りにまかせ髪の毛をバサバサさせる








宗との戦いから一週間経とうとした今





泉たちはその時行ったリンクの反動に悩まされていた



風邪をひいた時のように体が重く、頭痛や腹痛など



挙げればきりがないくらいの症状が彼らを襲った









「まあ、リンクの反動には個人差があるから、凛月ちゃんの言い分もわからなくはないわよ」






苦笑しながら嵐は手に持っている資料をまとめる







「そういうなるくんは平気そうだよね」



「あたしは今まで何回かリンクしたことあるから慣れているのよ」



「それって、王さまも？」



「今回、王さまはリンクの反動よりも傷の方がヤバかったらしいから、本人もそこまで気にしてないみたい。見舞いに行けばいつも通りはしゃいでたよ」







泉はそのままイライラしながら不必要な書類を処分する



手に力を入れすぎて泉の眉間と同じく紙にもしわがつく







「そんなにイライラしてると禿げるよ〜♪」



「禿げないし！！」







茶化す凛月とイライラが絶頂に達しそうな泉の間に嵐が入る






「それにしても、司ちゃん。最近、今まで以上に張り切っちゃってるわよね」



「確かに、スーちゃんは元気そうだよね？なんでだろう、若いからかな？」



「くまくんも若いじゃん」



「そこはあたしにもわからないわ・・・やだ、話しこんでたらもうこんな時間じゃない。ほら、急いで王女様の所に行くわよ」







嵐は壁に掛けられている時計を確認すると



書類を一か所にまとめ、部屋を出る








その後を追って泉たちも部屋を後にする





彼らに休んでいる暇はない

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