末っ子の心情 ページ13
「ですが・・・なぜ私なんですか?一緒に作業した限りでは凛月先輩のお兄様や下町の貴族の方だって候補者になっていたじゃありませんか?」
(なぜ一介の騎士である私が選ばれるのでしょう)
司の心情を察した嵐
「確かにそうなんだけど、やっぱり気の許せる相手に頼みたかったのよ」
「兄者とA様が一緒にいるだけで虫唾がはしるんだけど・・・」
想像したのか若干イライラモードに入る凛月
そっちのけで泉が後を引き継ぐ
「かさくんは元貴族だし、情報を改ざんしても、どうせ家臣の奴らがいろいろ引っかきまわしたおかげで気づかれない。」
「近くにいればA様の護衛にもなる。家臣もガミガミと婚約話を言わなくなって一石二鳥だよ〜♪」
悪だくみをするような笑みを浮かべる泉と凛月
ふぁあ。と欠伸をもらす凛月は司の頭を撫でる
「安心して、スーちゃん。ただスーちゃんはA様の隣にいてくれるだけで十分なんだから」
「その間、面倒事は俺たちが片づけておくからな。安心してお姫様とイチャイチャしてろ☆」
「「「はあっ!?」」」
レオの爆弾発言に泉、凛月、嵐の眉間にしわができる
「ちょっと、王さま。今のは聞き捨てならないんだけど?」
「前言撤回してちょうだい、王さま」
「何勝手なこと言ってくれてんの〜王さま★」
ちなみに司は顔を真っ赤にさせながら抗議する
「お兄様方の言う通りです!!・・・いっ!イチャイチャなど!!そんなこと騎士として許されませんよ!?」
しかしレオは気にする素振りを見せず、司の目を冷たく見つめる
「何言ってんだ?スオ―。お姫様が今日顔合わせするのは「Knights」のスオ―じゃない。朱桜家次期当主であり貴族のスオ―なんだぞ」
虚をつかれた司は押し黙る
これには他の三人も黙るしかなかった
(求められているのは、騎士の私ではなく、貴族の私・・・)
その現実が司の心に深く刻まれた
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御霊t(プロフ) - オスカーさん» コメントありがとうございます。参考にさせていただきます。続編は余裕があれば、明日くらいに更新しようかと考えておりますので待っていてください (2017年11月18日 17時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
オスカー - 短編集も読んで見たい気持ちですが、私的にはこちらの作品をいつも楽しみに待っているので、短編集はもう少し後にしてほしいです!続編楽しみです! (2017年11月18日 15時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - オスカーさん» コメントありがとうございます。わざわざ別の作品も見てくださり、嬉しいです。確かにせないずは最高ですよね。これからも更新頑張っていくので応援お願いします (2017年11月8日 22時) (レス) id: ab2fec6353 (このIDを非表示/違反報告)
オスカー - お話し(?)中失礼します。最初から読ませていただきました。その手をとって契約をの方も拝見しましたが、どちらもとても面白い作品ですね!私、せないず好きなのでこれからもどちらの更新も楽しみにしてます。 (2017年11月8日 22時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - *神*威*さん» そうだったんだびっくりしたーあの時はありがとうね。すごく励まされたよ( ^ω^ ) (2017年11月8日 20時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御霊t | 作成日時:2017年10月3日 21時