検索窓
今日:34 hit、昨日:9 hit、合計:90,176 hit

変な夢?らしき物を見た私。 ページ49

[待ってよ!]

誰かの悲痛な声が聞こえた。まだ、幼い子の声がーー

声の方へと歩いて行くと、小さい女の子が、マメパトの側にしゃがみこんでいた。

よく見ると、その女の子は、私だった。小さい頃の、私だった。

「だいじょうぶ?」

私は、マメパトに話し掛けていた。

マメパトは、
[どうせ君も、あの人と同じなんだろう!?]
と言って、手を払った。

「ちがうよ。わたしは、ポケモンがすきだから。」

[そう言ってるのも、最初だけなんでしょ?]

続けて、
[あの人だって、最初は可愛がってくれた。でもっ、僕が弱いから、この森に捨てた……。1回も僕を見る事なく、森を出ていった……。]

「わたしは、ぜったいにそんなことしないよ。やくそくするっ。」

[本当に?]

「うん!ほら、おいで。」
私は、マメパトに腕を広げて見せた。

マメパトは、ゆっくりだが、確実に私に近付いていった。

そして私は、腕の中にマメパトが来ると、高く持ち上げた。

「ちいさくて、かわいいから、きょうから『ちび』っていう、えーっと……なまえだ!わたしA!」

[宜しくね!A!僕は、ちびっていうんだよ。]

「ふふっ、よろしくね。」

私はマメパトに笑いかけて、腕の中で抱き締めながら道を歩いていった。

そして姿が見えなくなってから。
『……何今の。』
と呟いた。

「A、A。」

ユサユサと誰かに揺さぶられて、目が覚めた。

『レッドさん……私寝てた?』

レッド「うん。何か呟いてたけど、夢見たの?」

『変な夢、かな。』

レッド「そろそろ着くって。」

『分かった。荷物まとめないと。』

今の夢、何だったんだろう。
何で昔の私が、マメパトと話してたんだ?てか昔からポケモンの言葉分かってたんだね。アハハ、流石私。

引っ掛かるのは、昔の私がポケモンの世界に居る事なんだよね。いつ来た?身に覚えがないんだけど。

私はモンモンと考えながら荷物の準備を終わらせた。

ー間もなくカントー地方に着きます。お荷物のお忘れのないよう、お気を付け下さいー

というアナウンスが流れた。

コトネ「Aさん起きましたー?」

レッド「うん、ok。そっちはヒビキ起きたの?」

ヒビキ「バッチリです!」
ヒビキ君は寝起きとは思えない程目を大きく開いていた。

……帰ってきました、カントーに!

続編移行のお知らせ。→←思い出が溢れてくる私。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

れみぃ(プロフ) - ユメミさん» コメントありがとうございます!レッドさんが可愛いと思ってもらえれば幸いです。 (2017年9月5日 6時) (レス) id: 043c29065c (このIDを非表示/違反報告)
ユメミ - 早く更新お願いします、1話から見返したらレッドさんが萌え萌えです (2017年9月5日 1時) (レス) id: d9c136a6c5 (このIDを非表示/違反報告)
れみぃ(プロフ) - 玲美さん» アネキー!ありがとうございます!俺、更新頑張るっス! (2017年8月22日 16時) (レス) id: 043c29065c (このIDを非表示/違反報告)
玲美(プロフ) - 面白いな!更新、頑張れよ! (2017年8月22日 15時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - ありがとうございます!楽しみにしてますね! (2017年7月2日 8時) (レス) id: 27a996e2b0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:†松野家に生まれし次男の弟† | 作成日時:2017年6月25日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。