【ポケモン】レッド「ねぇ。」『ん？』レッド「此方見てよ。」

言動が子供っぽいレッドさん。 ページ9

『……リーフが買い出しに行くから2人も来てだって……。』

レッド「ええ……。外出たくない。」

グリーン「そんな事言うなって。ほら、下に行くぞ。」

レッド「ええー……。」
レッドさんは不服そうな顔で、階段を下りるグリーンの後を着いていった。

私は2人が残していったジェンガを箱へと仕舞った。

此処ってレッドさんの部屋なんだよねぇ。レッドさんのベッドにダイブしたい。

いや落ち着け。そんな事したら只の変態じゃないか。其処まで堕ちてしまったのか私は。

私はベッドを一瞥した。

うん、流石に駄目だわ。レッドさんでもグリーンでもリーフでも、人に見られたら人生終わるわ。

私は自分の欲望を抑えて、階段を下りた。

リーフ「A、遅かったわね。」

『ジェンガ片付けてて。』

グリーン「あっ、悪りぃ！」

『いや、好きでやった事だから、気にしなくていい。』

レッド「ありがとう。」

レッドさんは私の頭を撫でてそう言った。

ウオオオオ！？レッドさんが私の頭撫でてる！ヤバイ！てか私歳上！

グリーン「何百面相してんだ？」

グリーンが私を怪訝な顔で見てきた。

『何でもないよ。』

グリーン「お前帰ってきてから変じゃねーか？」

『気のせいだよ。』

まあ、レッドさん不足もあったと思うけど。

リーフ「さあ、行くわよ。」

『あれ、HGSS……12歳達は？』

リーフ「スーパーで合流するって言ってるわ。」

『うん、分かった。』

私がリーフと並んで歩いていると、私の右隣にはレッドさん、リーフの左隣にはグリーンが来た。

リーフ「何よアンタ達。」

グリーン「女2人が並んで歩いてると、声掛けられるだろ？」

グリーンがニヤリとしながら言った。

レッド「Aが他の男に話し掛けられるの、やだ。」

やだって！やだって！可愛すぎか！私の表情筋すごい事になりそうなんだけど！

グリーン「(独占欲強いな、レッドは。)」

リーフ「何で私の隣にアンタが来るのよ。」

グリーン「レッドがAの隣が良いってきかなかったんだよ。」

リーフ「レッドが？」

グリーン「ああ。あんまり感情を表に出さない彼奴は、Aの前だと笑ったり、怒ったりするんだよ。」

リーフ「家族の前でも感情を表に出さなかった、レッドがねぇ。……それほど夢中なんじゃないのかしら？」

グリーン「寂しいのか？」

リーフ「ふっ、そんなワケないじゃない。」

グリーン「子供じゃねーしな。」

良い兄さんの日ネタ！→←勘違い乙〜な私。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す