【ポケモン】レッド「ねぇ。」『ん？』レッド「此方見てよ。」

中身もイケメングリーンさん。 ページ14

『はい、これで買う物は最後。』

グリーン「馬鹿かこの量！？」

ヒビキ「お金、足りるんですか？」

眉間に皺を寄せた顔のグリーンと、心配した様な顔のヒビキ君。

そんな2人をよそに、私は会計の時、ブラックカードを出した。

グリーン「カードで支払うのか。」

ヒビキ「だったらお金は大丈夫ですね。」

『心配は無用だよ。』
と私は言った。

その後、店員さんがおずおずと言ってきた。

店員「お客様、此方のカード、もうお使いになられません……。」

3人で硬直した。

『リーフ、何してんの……。』

グリーン「残高ねーのかよ。」

ヒビキ「あの、全部で幾らになるんですか？」

店員「合計、10万5千円になります。」

マジか。トレーナーと戦ってないから金無いんだけど。

「「その位、余裕。」」

私が頭を抱えていると、グリーンとヒビキ君がそう言った。

グリーン「コレで良いだろ。」
グリーンが全て立て替えてくれた。

「11万円お預かりします。5千円のお返しになります。ありがとうございました。」

私達は食品を袋詰めしてから、待ち合わせ場所へと向かった。

『あ、グリーン、さっきはありがとう。』

グリーン「大丈夫だ。それに、ヒビキだってアレくらい持ってただろ。」

ヒビキ「はい、勿論！正直、僕がAさんを助けたかったです！」

ヒビキ君はグリーンを見上げて言った。

グリーン「大人に任せとけって。」

ヒビキ「大人って言ったって2個しか違いませんよ。」

その大人のグリーンより3つ歳上な私はババアに入るのかな？
別にそう呼んでも良いけど。嬉しい褒め言葉だわ。

グリーン「Aどうした？静かになって。」

『えっとねー、グリーンが……。やっぱいいや。』

ババア呼ばわりして良いのはヒビキ君とコトネちゃんだけだわ。

グリーン「何だそれ？気になるじゃねーか。」

『教えませーん。知りたかったら心読んでみろやぁ。』

ヒビキ「グリーンってフェミニストっだよねって、思ってますよ。」
ヒビキ君が思ってもないことを言った。

グリーン「おい、本当か？」
それに対してグリーンが私に訊いてきた。

その反応に私はついつい悪戯心が働き、こんな対応をした。
『そう思ってるかもしれないしー、そう思ってないかもしれないねー。あ、9割は思ってるかもよ。』

グリーン「うっわ。そういう答え方する奴居る。めっちゃ近くに。」

ヒビキ「(まあ、そう思ってるのはリーフさんなんですけどね。)」

行動が早いコトネちゃん。→←常識人のヒビキ君。

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