【ポケモン】レッド「ねぇ。」『ん？』レッド「此方見てよ。」

何故か続いた。 ページ11

リーリエ「姉さん！どうぞ！」

部屋に戻ると、リーリエが良い笑顔で私に服を渡してきた。

トップスはYシャツに、ピンク色のカーディガン、ボトムスは赤いチェックのプリーツスカートだった。

二次の制服にありそうな組み合わせだな。

てかスカートが膝上なんですけど。膝上15cm位。
私東京の人じゃないから無理なんだけど！足リーリエみたいに細くないし綺麗でもないし！

『リーリエ、このスカートやめ「姉さんのスカート姿、見てみたいのですが……。駄目ですか？」良いよ！』

リーリエがしょんぼりとした犬に見えたから、速効オッケーしてしまった。

リーリエが小さく親指を立てていた事を私は露知らずに。

着替えてからリーリエと一緒に、グラジオの居るリビングへ行った。

リビングでは、グラジオがシルヴァディとルガルガン、ブラッキーにポケマメを与えていた。

『グラジオ、準備ok！』

グラジオ「お前にしては早かっ……。」
そこでグラジオの言葉は途切れた。

リーリエ「兄さん？」

グラジオ「馬鹿かお前は！」

『「え。」』

グラジオ「足を出しすぎだ！襲われたいのか！」

グラジオが私にスタスタと詰め寄ってきた。私はその気迫に押されて、一歩ずつ後ろに下がっていった。

そして壁に背中がぶつかると、グラジオに壁ドンされた。

『っ！』

待って、隣の人から苦情来ちゃう。あっ此処アパートじゃないか。
それと、正直ビビった。顔か頭掴まれるんじゃないかと思った。

グラジオ「こんな風に、逃げ場がない状態にされたらどうするんだ？」

リーリエ「キャー、兄さん、何してるんですか！？」

グラジオ「“馬鹿”なAに教育してやってるんだ。」

馬鹿を強調するように言いやがった。

リーリエ「私もサトシにあんな事されたいです……。って私ったら！」

やだリーリエ可愛い。サン&ムーンのヒロイン皆大好き。

グラジオ「何処を見ているんだ？」

顎を掴んで上を向かせた。自然にグラジオと目が合った。

『……。』

グラジオ「……。」

無言で目合わせるのなんなの、照れる。

リーリエ「そこまでにして下さい！姉さんを一人占めしないで下さい兄さん！」

リーリエが間に入って、私を引き寄せた。

グラジオ「っ、すまないリーリエ。お前が居なかったらAにどんな事をしていたか分からなかった。」

グラジオは口元を手で隠して、フイッと横を向いた。

何アレ可愛い。

リーリエ「……少しの間、兄さんを姉さんに近付けさせません。」

毒舌炸裂リーフさん。→←良い兄さんの日ネタ！

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