37.看病したい ページ37
.
横山先輩が、熱を出した。
「横山先輩、大丈夫ですか…、」
今はその看病中。どんどん高熱になる横山先輩が心配で仕方なくて、出来ることなら変わってあげたくて。
横『はあ…、はぁ…』
「先輩っ」
横『…A…帰りってゆうたのに…っ、ゴホッ』
「あ、起きました?…お水飲めますか?」
横『ありがとう、、てか…伝染るからって…ッ』
「わたし!…わたし…横山先輩のなら…うつっていいもん……」
横『……。』
横山先輩は真っ赤な顔で『帰り』とまた言って
布団に潜る。…照れ隠し…(笑)
「横山先輩、わたし買い出し行ってきます。」
横『いや…悪いって、、ゴホゴホッ』
「だめ!寝てなきゃ。熱が38度超えてるんですよ?」
横『んっ…、むぅ…』
一度は起き上がった横山先輩の肩を押し、ベッドに無理やり押し付けて逆戻りさせた。むくれてる横山先輩、、弱ってるとことか滅多に見ない分、ちょっと…いやだいぶ…かわいい……(笑)不謹慎だけど。
.
.
.
横山先輩の家から出て、1番近くのスーパーに行く。栄養になるものをたくさんカゴに入れて、それでも悩む。横山先輩が食べれそうなもの…。プリンとか…いるかな、、?
安『あ。A』
「安田くん!」
やっとこさレジへと向かった先に、レジの定員さんの安田くんがいた。
安『こんなにいっぱい(笑)A一人暮らしでもしてんの??』
「や、私のじゃなくて横山先輩のなの」
安『…横山くん…?』
「そう。」
ピッ、ピッ、と商品のバーコードを通しながら、安田くんが私を見る。
「横山先輩、今熱出してて…家に誰もいないから、わたしが看病してるの。」
安『そうなんや。…横山くんと仲良かったもんな』
「うん、」
仲良いってゆうか、彼氏なんだよね…。でももし、横山先輩が周囲に秘密にしていたら悪いし、、そもそも私から安田くんにわざわざ言うべきこのなのか、わからないから口を噤んだ。だけど
安『あのさ……』
安『横山くんと、付き合ってたりする?』
そう言われた私は、
「うん。」
と、すんなり答えていた。
38.カミングアウト(s.y)→←36.小さくても大きな変化(t)
308人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:∞くらゆい∞ | 作成日時:2021年8月29日 0時