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それから数時間、撮影を続けるが、体力的な問題もあり
疲れてきた私たち2人は、やる気も削がれてしまいあくびをする始末
カメラマンもいい写真が取れないと嘆いて、文句を零す
すると、何を閃いたのか女の子を一人入れればいいと言い始める
なんでも中の良い女の子にはさまれるアドリアンという設定で行くらしい
丁度後ろの木の下で林檎を食べていたアルヤに声をかけるが、舌を噛んだらしく断ってしまった
「あたしよりピッタリな子がいる！ちょっと待ってて！」
食べかけの林檎を放り投げて、どこかへ走っていってしまうアルヤ
カメラマンは早くしてくれとでもいうような顔をしながら、腕を組んで彼女の走り去った方を見つめる
それを見た私とアドリアンは、顔を見合わせてこれ幸いにと、各自取れる分だけ休憩を取る
「疲れるねー」
「本当だよ。服を変えるわけでもないのに、何枚もとらなくていいじゃないか」
はあ、と憂鬱そうにため息を尽く彼の方に、差し出す
不思議そうに首を傾げる彼の手に、握っていた一口サイズのチョコレートを落とした
「疲れた時には甘いものでしょ！」
悪戯をする子供の様に口角を上げて、彼の顔を覗き込むように下から見上げる
そうすると、アドリアンの顔から少しだが疲れの色が取れた気がした
少しすると、待っていたカメラマンが少し待ってくれと言うので私たちは噴水の段に腰かけながら彼の話を聞く
しかし、公園内が何やら騒がしくなり人が次々と逃げていく
慌てて見てみれば、紫をメインとした色の女性が、傘から光を放って危害を加えていた
慌てて立ち上がって、アドリアンを置いて人気のない場所まで走る
来ていた上着の内ポケットを見て、呼びかけるように声を出す
「ファルナ！お仕事の時間だよ！」
「ん。了解」
女性の、少し低めのアルト気味の声が響き、するりと内ポケットから出てきたのは
可愛らしい見た目をした、マスコットの様な姿の狼。
「ファルナ！アピィアラァンス！」
そう唱えれば、首元のチョーカーにファルナは吸い込まれて、私の纏う服が変わっていく
目元を覆うマスク。高い位置で結ばれた髪に頭上で生える三角の毛深い耳。暗めの銀の全身タイツ。
腰から生える毛深い尻尾に、黒をメインとした槍。右の太ももにまかれた黒いリボン
それが私であり、ユンヌフィーユであり、このパリを守るヒーローの一人である
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ミント - レディバグがレディボブになっていますよ｡ (2023年4月22日 15時) (
レス) id: 55e7b9ecf1 (このIDを非表示/違反報告)
ReeeeI(プロフ) - はじめまして！正直、夢小説をこの作品で初めて読みました。単純に面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年2月11日 23時) (レス) id: 8da02609f0 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメルアップルパイ(プロフ) - はじめの見出し？レディボブになってますよ！ (2020年1月5日 12時) (レス) id: a258be9ed2 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪
ﾐﾗｷｭﾗｽの小説が読めてとても嬉しいです(≧∇≦)
続きがとても気になります(>_<)
此れからも応援してます（＾◇＾） (2020年1月1日 11時) (携帯から) (レス) id: c2a24ddc02 (このIDを非表示/違反報告)
ネオ - 更新してください！お願いします！！ (2019年9月14日 9時) (レス) id: 3729444184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜月 | 作成日時：2018年11月3日 20時
