初めまして...マスター。 ページ1
「はじめまして…マスター」
それが俺が初音ミクを迎えた時初めて聞いた声であった。
「あの〜…マスター?」
俺がニコニコ動画でボカロ新作動画を見漁っていたと時、後方から声が聞こえた。喋りなれていないその声に愛らしさを感じる。
「ん?どうしたんだい、ミクさん」
後ろを振り返ると、なにか不満そうな表情を浮かべたミクさんがこちらをじっと見つめていた。
初音ミク――それはデジタル技術が進んだ現代では知らない人のほうが少ないであろう程、ひと昔莫大的に有名になったバーチャルアイドル。
少し音痴なこのシンガーは可愛らしいルックスと声で人々を魅了した、アイドル業界でもDTM業界でも革命的な変化をもたらしたアイドルなのだ。
なんてことは大体皆知ってるだろうが、その初音ミクが約10年前に俺の家に来たのだ。
正確的には、俺がお出迎えしたんだが。
動機は単純。興味本心。もうそのころからいろんなマスターの初音ミクがいろんな曲を歌ってヒット曲も何個も出している。
実は俺もそうだった。
初めは自分でもそんなこと思ってもいなかった。
ミクさんをお出迎えして、自分のオリジナル曲を歌ってもらって…それだけでもすごく幸福を感じていた。
ミクさんが、俺の、俺のオリジナル曲に乗せて歌ってくれたのが感激でもう当時それで胸がいっぱいだった。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おおお | 作成日時:2018年5月19日 2時