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花が五輪 ページ8

かつて彼女と来た海についた。
昔と変わらない。

変わったのは、私の主と時間だけ。



鏡「…ねぇ、夜叉白雪」


『はい』


鏡「お母さんも、この海を見たの…?」


視線は海に向けたまま、私にそう聞く鏡花。


『…ええ。見ましたよ。
あの方は、海がお好きでしたから』


鏡「…そっか」


それを聞けば、鏡花は嬉しそうにまた海を見た。




鏡「…あ、」


ふと、鏡花が何かを見つけた。



『?どうしました、鏡…!ッ鏡花!?』


突然鏡花が走りだした。ああもう、本当にあの子はあの方とそっくりだ…っ!





鏡花を追えば、金髪の男と銀の髪を持つ少年がいた。

…あの少年は確か、



フ「さぁ、一緒に来て貰おう」



鏡「待って」



鏡花が橋を渡れば、ミシ…とそれは音を立てた。
二人がこちらを向く。
少年の方は、少し痛めつけられたようだ。
頭から血を流していた。



フ「おや、君は確か。
マフィアの下級構成員だな。報告書では行方不明とあったが?」


パチンと指をならしそう云う男。
私のことには触れていない。それに、あの少年も何も云わない。
…また見えなくなったのか。


鏡「違う。私の名は鏡花。
探偵社員。宜しく」


無表情で相手に近づき、持っていた刃で男に斬りかかった。

が、男にもう少しのところで避けられる。


フ「なっ……何という野蛮な国だ」


日本と云う国です。←


フ「こんな少女が刃の届く瞬間まで殺.気もないとは…」


そう云う男を無視し、鏡花は傷ついた少年の腕をとり…、




『……ッあ!』


_____橋から飛び降りた。

下を見るとちょうど通っていたのか船の上に二人は居た。



『…よかった』


そう呟き、私も橋から飛び降りた。




フ「おや、逃げられたか。



…それにしても、あの(ゴースト)は一体…?」



後ろで、男がそう呟いているのを、私は知らなかった。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 泉鏡花   
作品ジャンル:アニメ
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初音アン(プロフ) - ぽむさん» コメントありがとうございます!なんか、こんな長いコメント貰ったの初めてで…うっ。← これからも頑張りますね! (2017年5月7日 19時) (レス) id: dc9b6463b1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 夜叉白雪の擬人化…。とても新鮮味があり、気になって読ませて頂きました。夜叉に医師があるのなら確かにこんな従者な感じだろうな、鏡花ちゃんの心情が同時に伝わると、とても印象深い作品でした。これからも更新頑張ってください、応援してます! (2017年5月7日 4時) (レス) id: ad35a28ed5 (このIDを非表示/違反報告)
初音バン(プロフ) - ムスカ(バルスしないで)さん» おおおお!ありがとうございます!鏡花ちゃん可愛いですよね。これからも頑張ります! (2016年12月10日 21時) (レス) id: b40776e60d (このIDを非表示/違反報告)
ムスカ(バルスしないで)(プロフ) - こんな作品を、待ってました…!! 案の定、めっちゃ面白しろいし、夜叉も鏡花ちゃんも可愛かったです…!!(*´ω`*) これからも、頑張って下さい! (2016年12月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 73140b95f1 (このIDを非表示/違反報告)
初音バン(プロフ) - ルルネさん» あれ、何か同士がいる…。← コメントありがとうございます!擬人化いいですよね!これからも頑張ります! (2016年11月30日 22時) (レス) id: b40776e60d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初音アン x他2人 | 作者ホームページ:http://twitter.com/hakureiaria5  
作成日時:2016年10月30日 1時

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