体育館裏で愚痴をぶちまける。５【青葉城西】

ツッキーケッキークッキー…ごめん。 ページ6

はいきました月曜日！！え、なんか早く感じる？気のせいだよ！！

今日もケーキ屋さんですね！はい。いや、松川パイセンはよくよく考えてみたらさ、受験生なんだよね。



『あれ。』


「あ。」



扉を開けようとすると、ツッキーと手が重なった。

まさかの偶然。








　



　


　

　



『今日も来ているの？』


「それを言うなら、Aさんもそうですよね。」


『へへーん、毎週来ていまーす。』


「僕の所は、先週は休みじゃなかったんですけど、今日はテスト前なので。」


『あ、もうテスト近いんだ。って言うかここで食べても大丈夫なの？』


「勉強するには、糖分も取らないとですよ。」



そんな言い訳いいのか…うちの所は結構遅いからな。



「Aさんは、頭いいんですか？」


『いや、平均くらい。それか調子悪い時はそれ以下。』


「プッ、頭悪そうですもんね。」


『へん！！そういうツッキーは頭よさそうですね！！』



いや実際に頭いいんだろうな。

今日頼んだのは、ミルフィーユだ。これがうまいのなんの。

ツッキーはショートケーキ。好きだな！！



「Aさん、変なやつに絡まれていませんか？」


『う〜ん…特にはないかな。大丈夫だよ。』


「そうなんですか。」


『ツッキーは大丈夫なん？』


「まぁ、大丈夫です。好きなのが分かりやすすぎてべたべたしてくる人とかいますけど。」


『あー、いるよねそういう女子。いかにも好かれたいですアピール？うちには及川パイセンがいるからさ、周りそんなんばっかり。』


「大変そうですね。」


『うん、実際大変かも。』



クスクスと笑うと、ツッキーもため息をついて笑う。



「ケーキ、一口食べます？」


『いいの？私もあげる！』


「はい、あーん。」



あーんて！！それはないだろ！！…まぁ、恥ずかしいけどそうするしかないのか…。



(チョロいな。)


『はい、私のも。』


「ん。うまいですね。」


『ツッキーはショートケーキ好きだよねー、私も好きだけど。』



そんな話をしていると、あっという間に食べていた。今週のエネルギーもらいました。多分生きていけます。



「じゃあ、頑張って下さい。」


『ツッキーもねー！』



今度会うのは、代表決定戦かな？そんなこと思いながらも、ご機嫌で家に帰った。

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