体育館裏で愚痴をぶちまける。５【青葉城西】

1年の可愛い子。 ページ7

『今日から学校ですな…しおりん。』


「何言ってんだ。昨日から学校だったろ。」


『私の中では、月曜日は学校に入っていないのですよ…部活がないから。』


「はいはい、そうだな。」



しおりんはどこか冷たい…というかクールなんだよな。



「そういえば、1年の方で可愛い子が転入してきたらしいな。」


『へー…私には関係ねえわ…モブだし。』


「ま、学年違うもんな。」



そう考えるのが間違いだった。

ま、想像できるって言うか…前々からいっているよね。





　





　




『今日は部活あって〜そのあと帰ってマミーのご飯食べて〜…ん？』


「お前、転入してきて調子こいてんじゃねえよ！！」



あー、だから地獄耳は嫌なんだよなぁ。こういうの聞こえちゃうし。

だいぶ前にあった、山中のことも少し思い出す。アー思い出したくねえ。

覗いてみると、眼鏡をかけていて、前髪ぱっつんの女の子が、2，3人の子に睨まれている。

いや、その睨まれている女の子も逆に睨んでいるな。

って言うか普通に可愛い。



「調子こいていません。貴方たちがそうやって勝手に想像しているからなんじゃないんですか？」



こいつ…なかなか言う！！



「！ってめぇ！！」



おおっと手を出すのは許さんご！！

今回はペンがない。なら今回持っているのは？

消しゴム！！ちなみに100円ショップで売っていた結構消しやすい消しゴムである！！

皆は人に向かって物を投げちゃいけないよ。岩泉先輩は及川パイセンにボールあてているけど。

それで少しでも殴る前に振り向いてくれたら。

さあ皆さんせーのっ、そおおおおおいい！！！！！



『あー、ごっめーん消しゴムがそっちに行っちゃったー！！』



これぞ、お人好しである。




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許さんご＝とりま許さねえ。

ヤンキーみたいな女の子、嫌いじゃないけども！！！→←ツッキーケッキークッキー…ごめん。

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