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「ね、これで安心した?」
心配が杞憂であることを示すために、
シーツを捲り上げその場所を指す。
わたしが指さしたのは、
十字架の先端から伸びたナイフが大事な部分
を刺す太もものタトゥーだった。
スーツの下にこんな悪趣味な絵柄を隠す女を
抱きたいと思う男はまずいないだろう。
ましてや彼らは表社会で表の顔だけを晒し生
きるアイデンティティーの欠落したサラリー
マンだ。
『群衆』の中でしか生きられない
『群衆』の中でしか己を表現できない
わたしが最も嫌忌する人種なのだから。
蝉「まぁ確かに…
そんな股開かれたら普通はドン引きか」
「自分でもやり過ぎたなって思うけどね。
あんたは全身模様人間だから感覚が麻痺して
んだろうけど……
まぁ、それも彫ったのはわたしだけどね」
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作者名:知夏 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/972e809caf1/
作成日時:2016年3月18日 23時