腐女子の楽しい毎日【カゲプロ】

08準備 ページ9

水着。歯磨きセットにシャンプーとかリンス、着替えを少し大きめのドラムバッグに入れる。
今の格好も、パジャマなのでワンピースに着替える。
…足がすーすーする。スカートなんてはいたの何年ぶりだろう。

準備が一通り終わったので、ドアノブを回す。

キド「お、結構早かったな」

カノ「あっらまぁ、Aちゃんスカート!!キドのスカートも見たかったなあ…って痛い痛い!!冗談!!」

「ちょっと張り切ってみたんよー」

女の子らしく、くるりと回ってみせる。
…で。私の視界の片隅に変なバッグを持った子は。

モモ「…あ、Aさん分かります？このバッグの魅力が!!私のパーカーとお揃いで阿吽って書いてあるんですよ!!可愛いでしょーお」

可愛い…!?

ヒビ「駅。早く行こうよ。それにモ…モモのバッグ、変だよ、恥ずかしい」

モモ「これの可愛さが分からないの!?どこが変なのか分かんないし!!」

ごめん、モモ。私もそのバッグは変だと思う。
…まぁ、そんな事はおいといて。

「どこの海に行くの？」

シン「伊豆だな。」

「えっと、それってどこでしたっけ」

シン「静岡。お前…高3だよな…？」

「けっ…自分が頭いいからって。羨ましいぞこの野郎」

シン「……」

エネ「Aさんに頭いいって言われてニヤけるのやめてくださいキモいです」

シン「はっ!?いやニヤけてねえよ!!!!」


うん…なんて微笑ましい会話なんだ。


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