再会 ページ39
"入っていいよ"
ノックをするとそう帰ってきたから、
前のようなことが起きないように
少し身構えて部屋に入る。
『.........ぁ』
黒のスウェットで、
冷蔵からお水を取り出している乙骨を見て
少し拍子抜けする。
『.........任務でてればよかったのに』
乙「僕、今日の午後と明日 休み貰ってるんだよね。
一ヶ月前から。
それより、何で僕の部屋に来たの？
戻って来るなら、
言わなきゃいけない事があるよね？」
ごくりと水を飲み干した後、
浴衣姿のまま固まった私を凝視する。
『.......ｯごめん乙骨、わたし
乙「謝るのとかいいから。
僕じゃない人を愛せたの？」
.....何でそんな言い方するんだ。
『........乙骨以外に、大切な人は出来た。
優しい人だから、仲良くしていきた＿＿ 』
乙「......ｯねぇもう無理だから。
質問に答えて。
僕以外に、"何されてもいい"って思えるほど
愛せる相手が出来た？」
そんなの
『そんなの..........
出来るわけなｯ＿＿＿』
全て言い終わる前に、
残りの言葉は乙骨の口によって塞がれてしまう。
頭の後ろを片手で一気に掴まれ、
貪るように口付けられる。
顔の真横に強めに置かれた腕が、少し怖かった。
『..ﾝｯ...ぁ......ｯふ....ｯ』
久しぶりのキスで、
荒らされる口内に敏感に反応してしまう。
ふと頭に違和感を感じると、
頭の後ろから離れた手には簪が握られていた。
『..ｯ..ぁ......ﾝ...... 』
折られてしまうんじゃないかと怖くなって
手を伸ばした。
乙骨は、
簪を折らずにキッチンの横の棚に置いて
わたしの伸ばした腕を掴んで、
自分の首にかけるように移動させた。
簪を折らずに置いてくれた事に安心して、
両腕を乙骨の首にかけた。
『...ぁ....ｯん.....ｯﾊ...ｧ』
乙骨の両手が私の両頬を包んで、
少し顎を上げられたかと思うと、
食べ尽くすみたいにキスを深くしてくる。
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花怜?ゃ?(プロフ) - 心臓発作で何回か多分死んだと思います。結構真面目に。 (9月28日 23時) (
レス) @page50 id: 9817e1bb68 (このIDを非表示/違反報告)
おお - この作品マジで良すぎる (9月6日 15時) (レス) id: f8eccd899a (このIDを非表示/違反報告)
学校ダルいぜ - さ、最高すぎるﾔﾊﾞｰｲ (5月23日 19時) (レス) @page50 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
より - なんですか…最高すぎます… (2022年8月9日 10時) (レス) @page49 id: a4b87ae2ae (このIDを非表示/違反報告)
m(*_ _)m - この感じで日常的な続き読みたいなと思いました……この作品大好きでず…… (2022年7月13日 12時) (レス) @page50 id: 80a9551d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小石
| 作成日時：2022年7月5日 23時
