予定 ページ12
乙骨は私から離れて、教室からでていく。
電話のあとの笑みは完全に抜け落ちて、
『.......そうだ....自販機』
心臓の近くが苦しかった。
部屋で水を飲みながら、
浅草での出来事を思い出す。
斎を含めた周りの人は皆親切で、
とても居心地がよかった。
室内に掛かっている着物を見て、
また一緒に歩けたらな なんて思ってしまう。
その日を境に
ランニングや訓練、任務の時間を除いた時間に
私は浅草に寄るようになった。
三日に一回、行けるか行けないかだけど
都内の任務先からそのまま寄ることもあった。
斎「........ｯｯあ！？A！！」
私に気づくと
お店の前から離れて走ってきてくれるのも
＿＿＿可愛いし、嬉しい。
母「ちょっと斎！店から離れないで＿＿＿
あら〜Aちゃん！あがってあがって！」
『いえ 笑
お話ししに来ただけですし。笑』
？「斎まだ付き合ってないのー？？笑」
斎「うぉっ！？まえなぁ...
ごめん、Aほんと気にしないで」
『大丈夫だよ。笑』
何度もあって話しているうちに、
よそよそしさは完全に抜けて
本来の斎が見えてきたようで嬉しかった。
斎「 あ、A。
八月の末に、寺の近くで夏祭りがあるんだけどさ、
もし空いてたら、一緒に回らない？
着物じゃ暑いだろうし、浴衣渡すからさ」
夏祭り.......
『.......行きたい。
浴衣は..借りてもいいなら着て行きたいかも。
お店たくさん出るの？』
斎「うん。
六百ぐらいは出てるんじゃないかな、毎年。
いちご飴食べ放題だよ。笑笑」
六百......ってすごいな。 回りきれなさそう。
いたずらっぽく笑う斎を見て
どこか懐かしい気持ちになる。
これもしかして、好きってことなのかな。
『.....楽しみにしてるね。
いちご飴六百本。笑』
斎「いや、流石に全部いちご飴のお店では
ないんじゃない？笑」
あと一週間とちょっとか。
楽しみだな。
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花怜?ゃ?(プロフ) - 心臓発作で何回か多分死んだと思います。結構真面目に。 (9月28日 23時) (
レス) @page50 id: 9817e1bb68 (このIDを非表示/違反報告)
おお - この作品マジで良すぎる (9月6日 15時) (レス) id: f8eccd899a (このIDを非表示/違反報告)
学校ダルいぜ - さ、最高すぎるﾔﾊﾞｰｲ (5月23日 19時) (レス) @page50 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
より - なんですか…最高すぎます… (2022年8月9日 10時) (レス) @page49 id: a4b87ae2ae (このIDを非表示/違反報告)
m(*_ _)m - この感じで日常的な続き読みたいなと思いました……この作品大好きでず…… (2022年7月13日 12時) (レス) @page50 id: 80a9551d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小石
| 作成日時：2022年7月5日 23時
