【鬼滅の刃×その他諸々】異界の最強女神と伝説の九人【勇者ヨシヒコと導かれし七人パロ】Part2

エピローグ「なんでこうなるの」 ページ27

〜無限城にて〜

土井先生「やっと…帰ってこれた」

丸冬「キツかったっすね先生…」

A「本当よ…皆死んじゃった時はどうしようかと思ったんだからね」

無惨「魔王との戦いにおける最大の功労者が何を言うか…」

善「ハァ…よし、帰るよ姉ちゃん」

第二人格「せやな…そういえば久しぶりに天界に帰るわね」

無惨「待て」

第三人格「…無惨、後にして頂戴。あたし達今すっごい疲れてるんだもの」

無惨「黙れ、いいから聞け」

善「…？」

無惨「貴様…私に呪いをかけただろう」

A「は？」

無惨「お前を見ているだけで胸が苦しい。少しばかり熱も出る。やたらと鼓動が激しくなる。絶対に貴様のかけた呪いのせいだ」

第二人格「おかしいわね、こないだあんたにかけた"利き手にしょっちゅう逆剥けができる呪い"はもうとっくに効果が切れてるはずなのに…」

善「…まさか」

土井先生「…どうやらそのまさかみたいだ」

丸冬「おーい無惨、それ思っきし恋だぞ。恋煩いだぞそれは」

猗窩座「丸冬…お前のその勇敢さには一周回って尊敬するぞ」

無惨「恋…？この私が…彼奴に…？」

第三人格「…無惨、嘘だよね？ねぇ絶対嘘だよね無惨！」

童磨「恋かぁ…そういえば最近、俺もAちゃんを見てるとしのぶちゃんを見てる時よりドキドキが激しくなるんだよなぁ」

A「やめて童磨まで何を言い出すの！あたし嫌だよ鬼共が動悸患ってるとか！」

善「姉ちゃん違う、そうじゃない」

童磨「改めて…大好きだよ、Aちゃん」

無惨「どうやら私の病を治せるのは貴様だけらしい。私の女になれ」

第二人格「ハァ…あんた等食い意地悪いわね、そんなにあたし達を喰いたいわけ？」

童磨「へぇー、信じてないんだ…」

無惨「A貴様…今から例え何があろうと私から逃げるな。わかったか」

第三人格「断るっ☆」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

A「ヤバいヤバい！あれ殺しにかかって来てる時の目だ！皆、逃げるわよ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

善(忘れてた…うちの姉ちゃん、人の恋愛フラグには敏感な癖に自分の恋愛フラグに関してはさっぱりなんだった…)

猗窩座「童磨、残念だがお前に俺の主は任せられない。俺はAがお前を拒む限り俺もお前がAに近づくのを阻み続ける」

この時、土井先生は思った。

(無惨さんと童磨さんの恋は片想いのまま終わりそうだな…)と。

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