▲猫まふみそ会議�� ページ9
「って、だからってそんなことしちゃダメです！」
『ケチ』
まふに止められて、私は渋々諦める。
…お母さんかよ。
私が元いた席に座ると、ダイニングテーブルを挟んで向かい側に座るまふが突然、がっしりと私の手を握った。
「みそちゃん、良い？この状態で外に出ちゃダメだよ！」
『えっ、何で？』
「だって、もし変な怪しい研究者に見つかって拐われたら、解剖されて、見世物にされちゃうよ！？」
『(大袈裟だなぁ…)』
まふが顔を真っ青にして私に訴える。どうやら心の底から恐れているらしい。
そんなに怖がることないのに。…ま、そこが可愛いんだけど？(突然の惚気)
…というか、外に出られないのは痛い。
「元に戻るまでは自宅待機ね！」
『どうせ寝て起きたら戻ってるよ』
「そんなの分からないじゃん！」
『えぇ…(困惑)』
でも、大抵このパターンそうじゃない？
まふが心配するほど大問題じゃないと思うけどなぁ…。
…あ、良いこと考えた。
『…分かった、まふの言う通りにする』
「！本当？」
『でも、その代わり、…最近まふ仕事であんまり構ってくれなかったから、その、』
「…ふふ。猫化に甘えて、いっぱいイチャイチャしよっか」
『……うん』
途中で言葉が詰まった私の言いたいことを察してくれた。
最近は、まふの仕事が忙しかったらしく、全然構ってもらえなかった。
それがちょっと寂しかったのだ。
だから、まぁ、猫だけど、ちょうど良い。構ってもらう。
…猫だけど。
「手始めにぎゅーってしよう」
『する』
「で、いっぱいちゅーしよう」
『する』
おいで、と手招きされてソファーの方へ向かった。
ソファーに座るまふの膝の上に、向い合わせで座る。
そのままぎゅーっと抱きついた。
「えへへ、みそちゃんが甘えたさんだ。幸せ…」
『うるさい』
私が甘えるのが嬉しいらしく、幸せそうなまふを見る。
そこで気がついた。
まふの尻尾が私の腰に、私の尻尾がまふの腰に巻き付いている。
何じゃこりゃ。
「あれ、尻尾が」
『完全に無意識…』
「…それが本心ってことでしょ？」
嬉しいなぁ、とニヤニヤ笑うまふ。
軽く小突くと、頭を撫でられた。
…そこで無意識に喉がゴロゴロ、と鳴ってしまったのは秘密。
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櫻子(プロフ) - あああありがとうございますめっちゃ好きですありがとうございます！ (2020年3月19日 14時) (
レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - こんにちは！とてもお話好きでいつも読んでいます！リクエストなのですが、なるせちゃんと一緒にタピオカなど飲みに行っているところリクエストしたいです！よろしくお願いします！ (2020年3月6日 14時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 面白くてかわいくて関連作品１日で読んでしまいました！これからも楽しみにしています、頑張って下さい！ (2020年3月6日 10時) (レス) id: 6ede61fc28 (このIDを非表示/違反報告)
まる。(プロフ) - 短編集めちゃ嬉しいです...！歌い手や踊り手の設定はそのままで、学生だったら...というのがみたいです！学パロですね！お願いします！！ (2020年3月6日 1時) (レス) id: 6b1ea02154 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ×ナイト(プロフ) - オメガなう。見たい (2020年3月6日 0時) (レス) id: fbd0d9a368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はろー＠１日中眠くて亀更新 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/hello_miso_ten/
作成日時：2020年3月4日 22時
