△僕の宝物 ページ4
まふまふside
僕には大切な彼女がいる。
その子は本当に可愛くて、ドジで、とにかく大切にしている。過保護と言われる程に。
でもしょうがないじゃん。いっつもフラフラしてて、見てられないんだもの。
家事ができない彼女のために、最初のうちは彼女の家に通ってた。ほぼ毎日。
通うのは苦痛じゃなかった。「いらっしゃい」って迎えてくれるのが嬉しかった。
でも段々、彼女の方が、「わざわざ来てもらって悪い」と思い始めたらしく。
ある日突然同棲を提案してきたのだ。
もちろんそれに乗った僕は、自宅に彼女を招き入れた。
ずっと一緒。朝昼晩。寝るときも一緒。
今だって、僕の隣には、すやすや寝てる彼女がいる。
「…ふふ、可愛い」
新作の動画を撮影していたらしい。お疲れの様だ。
頭を撫でると、僕の手にぐりぐりと頭を擦り付けてくる。…尊くて死ぬ。
「まだ“尊い”って感覚が残ってるよなぁ…」
元は両方、ただの《推し》と《リスナー》の関係だったのだ。
今でも彼女のことが“尊い”と思うし、彼女だってたまに僕を“尊い”と言っている。
そういうものなのだ。
でも、良い。僕たちはそれで良い。
今は立派な彼氏と彼女だし、今でも推しとリスナーだから。それに、幸せだから。
僕たちは、このままが一番良い。
…もちろん、結婚できるならはやく結婚したいんだけど。そんなに焦っちゃダメだ。
「…でもほぼ結婚してるようなものだよね」
そんなことを彼女の目の前で言ったら、
『いや、そしたら私ただのヒモじゃん！主婦になれないわ！まふが主夫なら私は何！？…待って、そもそもそれ今もじゃない！？家事全部してもらってしかもまふの方が稼いでるし！うわあああああ！！』
…と言うのだろう。だって前そう言ってたし。
家事は好きでやってるから良いのに。…前に料理やらせたら開始1分で指切ったからね…。
『…まふ…？』
「あれ、起きた？おはよう」
『おはよう…』
どうやらお目覚めらしい。
目を擦り、僕に笑いかける彼女。
可愛い可愛い僕の彼女。
たったひとつの、僕の宝物である。
△▽僕の宝物▽△
＃付き合ったあとの彼氏目線を作っておいたら、
これから書く短編も分かりやすいかな〜って思って。
＃どう？『幸せ感』出てた？
＃まふくんの『病み』は抑えましたw
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櫻子(プロフ) - あああありがとうございますめっちゃ好きですありがとうございます！ (2020年3月19日 14時) (
レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - こんにちは！とてもお話好きでいつも読んでいます！リクエストなのですが、なるせちゃんと一緒にタピオカなど飲みに行っているところリクエストしたいです！よろしくお願いします！ (2020年3月6日 14時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 面白くてかわいくて関連作品１日で読んでしまいました！これからも楽しみにしています、頑張って下さい！ (2020年3月6日 10時) (レス) id: 6ede61fc28 (このIDを非表示/違反報告)
まる。(プロフ) - 短編集めちゃ嬉しいです...！歌い手や踊り手の設定はそのままで、学生だったら...というのがみたいです！学パロですね！お願いします！！ (2020年3月6日 1時) (レス) id: 6b1ea02154 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ×ナイト(プロフ) - オメガなう。見たい (2020年3月6日 0時) (レス) id: fbd0d9a368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はろー＠１日中眠くて亀更新 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/hello_miso_ten/
作成日時：2020年3月4日 22時
