第43話 ページ45
この家も、4、5年目になるのに、なかなか慣れない。
いや、それよりも目の前にいる、トム君とお話をしなくては。
「よかった。これで、ヴォルを守りやすくなる。」
私が笑い、トム君は呆れ顔をする。
「またそうゆうことを言う。」
これを言ったトム君は次に、その赤い瞳に心配の色を浮かべる。
「なにより、無理せずに。それから、あの狸の行動を教えて。それから、長期休みには帰ってくるようにね。」
新しい死喰い人の指導をやってもらいたいから、とかなんとか、あとに付け加えるトム君。
トム君が少しは心配してくれているのが伝わってきて、ちょっぴり嬉しい。
ニヤニヤが出そうなのを何とか防ぎ、微笑みながら私は
「これで、やっとこれが使えそうだね。」
そう言い、そっとピアスに触れる。
言い忘れていたと、トム君は言い
「そのピアスも、相手を呼んでいるときは、冷たくなる。」
そう私に伝えた。
これを使うための魔法は教えてもらったが、使ったことがなかったのでそうなんだ、と思った。それは、そのまま口に出した。
「それと、その指輪、ゴーンドの物、蘇りの石だと分からないようにしなくてはけない。」
トム君は、指輪の輪郭を指でするするとなぞりながら言う。
「そうだね。ヴォル、お願い。」
指、細いなあ、とか考えながら、お願いした。
トム君が、杖を振ると、私の指には、小さな赤い石のついたシックな指輪があった。
「ありがとう。これで、安心だね。」
トム君は、センスもいいことがわかり、すごいなーと思いながらも私は話を続ける。
「ところで、私は何を担当するんだろう?」
「さあ?」
まあ、それはそれで面白いか。
1週間は、とても速かった。
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短いです。
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テラ(プロフ) - そうですか!寒くなって来ましたしね。 読んでくださり、ありがとうございます! (2015年9月28日 8時) (レス) id: f947faa49f (このIDを非表示/違反報告)
デッデデン - 私も豚汁食べたいです! (2015年9月28日 0時) (レス) id: ddb61e30b9 (このIDを非表示/違反報告)
おおい みすず ∞ - あっコメント、返してくれた!がんばれー (2015年9月15日 23時) (レス) id: c2179327a1 (このIDを非表示/違反報告)
おおい みすず ∞ - オオイ ミスズ (2015年9月15日 21時) (レス) id: c2179327a1 (このIDを非表示/違反報告)
おおい みすず ∞ - 頑張って〜♪いひひ えっーと、まぁ頑張って(パート2) (2015年9月15日 21時) (レス) id: c2179327a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スターチス | 作成日時:2015年7月3日 22時