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第23話 ページ25

スリザリン寮へ帰ると、トム君がいた。

「やあ、トム君。夕食いこう。」

「どこ行っていたの?」

トム君に怪訝そうに質問をされ、返答に困る。

「い、いや、ちょっと散歩してた。」

....自分を叩きたくなった。
いや、これ絶対にバレた。

「ふーん。まあいいや。行こう。」

触れないでいてくれた。


大広間につき、トム君の隣に座る。
トム君が、大広間に入って行くとザワザワする。
主に、女子がトム君に気がつき周りと話を始めるからだ。トム君も私も慣れてしまった。
私は、トム君と一緒に野菜やら、お肉やらをバランス良く盛る。
トム君、昔はもきゅもきゅって感じで食べていたのに、今はもぐもぐだ。
ちょっと寂しい。
......周りの女子はトム君をガン見だ。
食べている姿も美しい、みたいな?
うん。私もそう思う。









僕は彼女に愛を感じているのか?
良く分からないが、彼女にそばにいてもらいたい、一緒に歩いていきたいと思ってしまう。
この気持ちを認めたくないわけではない。
ただただ、分からないだけだ。





じとーーーーーーー

あれ?こんなの昔あったなとか考えながらトム君を見つめる。
やっぱ、イケメンだ!
齢15にして、この美貌、末恐ろしい。
さらさらとした髪に合いまるかのような赤い目。
そして、黄金比率のとれた顔にそれらが重なると
....恐ろしいほどのイケメン、トム・リドルが生まれる。
私と話しているときに、時々見せる本当の笑み、顔が好きだ。
今、トム君を見つめている場所は図書館。
トム君と、ともに勉強するためにやって来たのだ。
昔みたいに、ニコニコ もとい ニヤニヤしながら
トム君を見ていると、トム君が突然課題をやっていた手を止め、私を見た。

そして、何かを慈しむようにそっと、微笑んだ。

ドキッとしてしまった。この私でも、トム君の自然なこぼれるような笑みは、なかなか見れないのだ。
一年に1回あれば、良い方かな?
不覚にも赤くなってしまった。バレないよう、急いで顔を反らす。
くそっ!きっと、トム君はニヤニヤとした顔でからかってくるはずだ。
いつものように。

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設定タグ:ハリー・ポッター , ヴォルデモート , トム・リドル   
作品ジャンル:恋愛
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テラ(プロフ) - そうですか!寒くなって来ましたしね。 読んでくださり、ありがとうございます! (2015年9月28日 8時) (レス) id: f947faa49f (このIDを非表示/違反報告)
デッデデン - 私も豚汁食べたいです! (2015年9月28日 0時) (レス) id: ddb61e30b9 (このIDを非表示/違反報告)
おおい みすず ∞ - あっコメント、返してくれた!がんばれー (2015年9月15日 23時) (レス) id: c2179327a1 (このIDを非表示/違反報告)
おおい みすず ∞ - オオイ ミスズ (2015年9月15日 21時) (レス) id: c2179327a1 (このIDを非表示/違反報告)
おおい みすず ∞ - 頑張って〜♪いひひ えっーと、まぁ頑張って(パート2) (2015年9月15日 21時) (レス) id: c2179327a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スターチス | 作成日時:2015年7月3日 22時

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