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第16話 ページ17

トム君も少し微笑みながら

「そうだね。お互いに初めてのことが多くてバタバタしていたね。」

 と言う。

いつもより口数が多い。
不思議に思ったが、周りに人の目があることに気がついた。
私は、ふっ、と笑い周りに気がつかれないように本で読んだ、防音する魔法をかけた。
一発で成功して嬉しかった。
トム君は気がついているみたいだ。

「ねえ、トム君、猫被ってる?間違ってたら謝るよ。」

トム君はAなら、わかると思ったよ、と言いながら笑っていた。
くっくっく、みたいな感じで。

「じぁ、私も猫被って優等生やろう。」

ちょっと、驚いた感じのトム君が

「へぇ、Aの演技、面白そうだね。」

トム君に文句を入れ、頑張るぞ、と言っておいた。

「そう言えば、もう課題終わった?」

ニヤニヤしながら言う。すると、トム君は、楽しそうな顔で「もちろん」と言った。

、、、私と同じようにニヤニヤしていた。

「勝てると思ったのにな。引き分けか。」

普通勝てるでしょ、だって、出されたの今日だよ?さっきだよ?

「Aのことだから、終わらせる早さの競争をするだろうと思ってね。」

私のことがわかっている、と言うよりは、私と同じつもりだったのだろう。

「トム君には、敵わないな。」

なんだか嬉しくて、さっき以上にニコニコしてしまう。
トム君も微笑んでくれた。
何だか、昔に比べてとても笑うようになった。
原作と比べたら尚更だ。
まあ、でも私をからかって笑っているのだと思うときのほうが多い気がする。
ちらっと時計を見やったトム君が

「次の、授業があと20分で始まるよ、行こう。」

と、言い歩き出した。

「うん、そうだね。」呪文を解除し、私はトム君について行った。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次、行きます。

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設定タグ:ハリー・ポッター , ヴォルデモート , トム・リドル   
作品ジャンル:恋愛
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テラ(プロフ) - そうですか!寒くなって来ましたしね。 読んでくださり、ありがとうございます! (2015年9月28日 8時) (レス) id: f947faa49f (このIDを非表示/違反報告)
デッデデン - 私も豚汁食べたいです! (2015年9月28日 0時) (レス) id: ddb61e30b9 (このIDを非表示/違反報告)
おおい みすず ∞ - あっコメント、返してくれた!がんばれー (2015年9月15日 23時) (レス) id: c2179327a1 (このIDを非表示/違反報告)
おおい みすず ∞ - オオイ ミスズ (2015年9月15日 21時) (レス) id: c2179327a1 (このIDを非表示/違反報告)
おおい みすず ∞ - 頑張って〜♪いひひ えっーと、まぁ頑張って(パート2) (2015年9月15日 21時) (レス) id: c2179327a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スターチス | 作成日時:2015年7月3日 22時

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