第430話 ページ41
カカシさん達の方向目掛け、一目散に戦場へと向かう。
戦場へと近づく度に地面の揺れや瓦礫の崩れ落ちる音が大きくなっていった。
｢…！見えた！｣
すると漸く遠くの方で砂埃を巻き上げる褐色の小さな点が見えた。
あれは……キラービーさんか！だとするとあの場所で間違いなさそうだ。
…急がないと！
｢カカシさん！！ナルト！！｣
瓦礫が飛び交う中、ようやく2人の背中を見つけた。2人の隣にはガイ先生もいる。
どうやら私の声は周りの瓦礫の音に紛れ、は2人に届いていないらしい。とりあえず3人に加勢しなければ。そう思い再び足を進めようとした時だった。
｢…！！｣
カカシさんたちの視線の先。
そこには一人の男が立ち構えていた。
私のよく知っている人。あの人にとって、とっても大切な人の内の一人。
この世界に来てもう何年経っただろう。私の中にも、彼の中にも、心のどこかに貴方はいた。
……でも……やっと…会えた。
｢…………オビト……｣
初めて実際に見るオビトの姿に、思わず足が止まった。
｢……｣
するとふと。その本人とバッチリ目が合った。
｢！！｣
｢…来たか｣
オビトがそう呟くと共に、自然とカカシさんたちの視線も私の元へと向かう。
｢！A！｣
｢お前…なんでここに！｣
｢お前が夜月Aだな…｣
｢…！｣
｢えっ…｣
カカシさん達が私の登場に驚く中、ふいに、オビトは確かに私の名前を呼んだ。思いもよらない展開に、私は呆気に取られる。
｢…何で、私の名前…｣
｢今まで…ずっと見てきたからな。カカシ…いつからだったか、お前の傍にはいつもそいつがいた。勿論お前が別の世界の人間であるということも知っている｣
｢……｣
……そっか、オビトはずっと、里のことを…カカシさんのことを見てたんだよね…そうなるとナルトだけじゃなく、私にも自然と注目が行く。
｢だがそんなことはどうでもいい。カカシ…さっきも言ったが、オレが生きていたかどうかなんてこともな……
……しかし…そうだな…なぜかとあえて問うなら｣
｢……｣
｢お前がリンを…見殺しにしたから……だろうな｣
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色葉(プロフ) - 神崎さん» ありがたいお言葉ありがとうございます！嬉しいです！！ご期待に添えられるよう精一杯頑張ります！！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: 213181a4fa (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - いつも更新楽しみにしおります！！今回もとても良いところ終わってて、続きが気になります！！更新楽しみにしております！！ (2019年8月20日 14時) (レス) id: 6552b63e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2019年7月18日 14時
