第329話 ページ10
『はぁ…はぁ…』
｢………｣
肩で大きく息をして、相手を睨みつける。流石のカカシさんも今ので少しは削れたようだ。
結果はやや互角に見えたが、やはり私の龍が先に負けてしまった。おかげで辺りは水浸しだ。
｢…まさか水龍弾まで習得しているとはな…流石のオレも予想外だったよ｣
『へへっ…驚きました？』
｢ああ…｣
ふっ！ざまあみろ！！こんなこともあろうかと(？)オタク時代にただの趣味として無駄に水龍弾の印暗記してた甲斐があったぜ！(尚、当時はその分テスト勉強の時間を犠牲にした)
｢ふぅ…にしても今日は…なんだか懐かしい戦略が多い気がするな…｣
『奇遇ですね…私もそう思ってましたよ。でもそんなデジャブも…まだこんなもんじゃ終わんないかもですよ？』
｢…ま、それでもオレからスズを取る事はまだ出来ないみたいだけど？｣
『…ちょっとカカシさん…何勝手に決めつけてんですか。面白いのはこれからでしょう？
…ほらねっ！』
｢…！！｣
そう言って私はカカシさんの背後から思いっきりクナイを振りかざした。
先程までカカシさんの目の前にいた私の姿は一瞬にして水となって形を崩した。…そう、つまりは水分身だ。
私は、さっきの水龍弾のぶつかり合いの時に生じた水しぶきを利用し、水分身の私と本体の私を入れ替え、本体の私は先程からカカシさんの背後の木に隠れていたのだ。
｢…っ！｣
しかし、やはり私のクナイをギリギリのところでかわしたカカシさん。そりゃあの時とほぼ同じ戦略だし、避けられて当然だ。
…ただ、ここまでは。
カカシさんがバク転を使って私の攻撃をかわす。そしてその片手が地面についたその時、
『…サクラ！！今！！』
｢しゃーんなろーッ！！！｣
｢なにっ！？｣
サクラの鉄槌が地面へと衝撃を走らせた。現段階で全体重を片手に預けているカカシさんは、当然バランスを崩す。
そしてあっという間に地割れの餌食となった。
『…カカシさん…私…今はもう、あの時みたく1人で戦ってるんじゃないんですよ！』
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アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか？ (2020年11月21日 7時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - エールさん» 逆にその固さが仇となって文章量とか長くなってるのでやっぱり難しいです。笑私もまだまだ未熟者なので…汗どういたしまして〜またいつでもどうぞ！ (2019年1月27日 7時) (レス) id: cefbd53226 (このIDを非表示/違反報告)
エール - なるほどー。でもそれって難しくないですか？やっぱプロの方は違うのかなぁ〜。ありがとうございます！急な質問すいませんでした！！ (2019年1月26日 22時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - エールさん» 個人的にはなるべく原作の雰囲気やキャラの性格を崩さないように、リアリティを意識して書いてます！ (2019年1月26日 17時) (レス) id: d811640117 (このIDを非表示/違反報告)
エール - 突然ですが、質問です！カカシ先生の小説を書くにあたって、気を付けている事や意識している事って何ですか？教えて下さい！ (2019年1月25日 21時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2018年8月3日 1時
