第344話 ページ25
その日の夜、私達はヤマト隊長が木遁で作った家で野宿？をし、そのまま作戦会議へと移った。
今回の目的としては暁によるスパイって奴を要するに生け捕りすること。
そこで先頭になった際、チーム内でバディを組むことになった...のだが私はヤマト隊長とサクラの援護をしつつ、そしてナルトとサイでというバディなった。
...上手くいくわけがない。その書庫に次の日に行った実践訓練で2人のチームワークは最悪だった。
『.......』
現にサイはまた無意識にナルトのことを怒らせてしまい、ナルトは完全に拗ねた。
それに対して自分には感情が無いとサクラに話すサイ。それでもやっぱりサクラはサスケを侮辱されたことが許せないみたいだった。
...まあそりゃそうか。いきなりの初対面でサイのこと分かれって言われても無理だもんなぁ...。
「.......」
『.......？』
ぼーっとそんなことを考えていると、ふとサイに見つめられていることに気づいた。
『.....何？』
「...どうして君は僕に何も言わないんですか？」
『...へっ？』
「.......」
「ボクに関わってきた人は今まで皆、大抵こんな風に僕に口を出してきた...でも君は違う。君だけはまだ一度もボクに何も言ってこない。何故だい？」
『え...なぜって...』
サイの事を知ってるからだけど。なんてもちろん言えるわけがないので別の言葉を必死で探す。
『なんというか...さっきのそのお兄さんのこともそうなんだけど...サイさっきさ、感情が持てないって言ってたじゃん。それってもしかしてそのお兄さんが関係してるのかなーって思って...だから多分サイにはサイの事情あってそーゆーこと言ってるんだと思ったから、かなぁ上手く言えないんだけど』
「...だからって」
『うん。でもナルトとサクラの気持ちも大丈夫だと思う。サイ、やっぱり言っていい事といけないことは確かにあるよ。それは感情がなくても変わらないじゃん？それこそ"思いやり"ってもんが大事なんじゃないかなって私は思う』
「思いやり...？」
『うん。自分に感情がなくても、ちょっとずつでいいから相手の立場で物事を考えていくことも必要ってこと』
「...思いやり、か...」
しばらくの沈黙が続く。しかしそこにヤマト隊長の制止が入った為、私達は渋々各々の荷物を持ち、歩き出す。
「...変わってるね、君」
『...サイには言われたくないかなー』
そう言って相変わらず皮肉めいた笑顔を向けられた為、こっちも笑顔で返した。
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アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか？ (2020年11月21日 7時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - エールさん» 逆にその固さが仇となって文章量とか長くなってるのでやっぱり難しいです。笑私もまだまだ未熟者なので…汗どういたしまして〜またいつでもどうぞ！ (2019年1月27日 7時) (レス) id: cefbd53226 (このIDを非表示/違反報告)
エール - なるほどー。でもそれって難しくないですか？やっぱプロの方は違うのかなぁ〜。ありがとうございます！急な質問すいませんでした！！ (2019年1月26日 22時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - エールさん» 個人的にはなるべく原作の雰囲気やキャラの性格を崩さないように、リアリティを意識して書いてます！ (2019年1月26日 17時) (レス) id: d811640117 (このIDを非表示/違反報告)
エール - 突然ですが、質問です！カカシ先生の小説を書くにあたって、気を付けている事や意識している事って何ですか？教えて下さい！ (2019年1月25日 21時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2018年8月3日 1時
