第336話 ページ17
ナルト、そしてカカシさんと、ひたすら上空で私たちを煽り逃げ続けるデイダラを追う。
『カカシさん！ナルトがっ』
「分かってる！ナルト！待てって言ってんでしょ！大丈夫だ...必ず我愛羅は取り戻す。だから落ち着け...ったく」
「.......」
ナルトに至っては我愛羅に関しての怒りでいっぱいいっぱい。あまりいい状況とは言えなかった。
「.......」
『...カカシさん？』
「...ナルト、A...俺たちであいつの隙を作る...作戦を言うぞ」
カカシさんがそこまで言って、私はようやく本来のこの作戦のことも、これからカカシさんがどうするのかも一瞬で分かった。
「なんだってばよ？その作戦って...」
「いいか、よく聞け...」
『.......』
私達はそのままその作戦とやらを聞き終えると、再び標的へと目を向けた。
...やっぱり。万華鏡写輪眼だ。
するとカカシさんは暫くの間神経を集中させた。私達は黙ってそれを見守る。
「...そろそろオーケーだ。いくぞナルト！A！」
「...それが...さっき言った」
「そうだ...新しい写輪眼だよ」
『でもそれだと、また負担かかるんじゃ...』
「そうも言ってられないでしょーよ」
『でも...』
「カカシ先生...失敗してもいいってばよ...最後はオレがきっちり決めてやるからよ！！」
『ナルト...』
「ああ...出番が回ればな...」
「...オッス！」
それを機に、早速作戦を実行した。
「万華鏡写輪眼！！」
カカシさんが万華鏡写輪眼を発動させたと同時に、私とナルトはそれぞれの位置に着く。上手く行けば我愛羅を奪還出来るはずだが...。
「くっ！」
『カカシさん...！』
やはりまだコントロールは難しいらしい。遠くの方で埋めくカカシさんの姿が見えた。
が、かと言って今の自分の仕事を放棄する訳にはいかない。頃合を見て、ナルトとアイコンタクトをとる。
『ナルト！今！！』
「！」
「螺旋丸！！」
ナルトによる不意打ちにより、デイダラはバランスを崩して鳥をかたどった粘土の上から落ちる。そしてナルトの螺旋丸はそのまま鳥の頭と首を切り離した。
「A！」
『うん！』
そしてその落ちた首を私とナルトの影分身で受け止めた。
「我愛羅！！」
ナルトの影分身と一緒に必死になって中身を剥ぐ。
すると見慣れた赤毛がちらりと見えた。
『！いた...っ』
「.......」
そうして、私とナルトはピクリとも動かなくなった我愛羅の姿をしっかりと捉えた。
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アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか？ (2020年11月21日 7時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - エールさん» 逆にその固さが仇となって文章量とか長くなってるのでやっぱり難しいです。笑私もまだまだ未熟者なので…汗どういたしまして〜またいつでもどうぞ！ (2019年1月27日 7時) (レス) id: cefbd53226 (このIDを非表示/違反報告)
エール - なるほどー。でもそれって難しくないですか？やっぱプロの方は違うのかなぁ〜。ありがとうございます！急な質問すいませんでした！！ (2019年1月26日 22時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - エールさん» 個人的にはなるべく原作の雰囲気やキャラの性格を崩さないように、リアリティを意識して書いてます！ (2019年1月26日 17時) (レス) id: d811640117 (このIDを非表示/違反報告)
エール - 突然ですが、質問です！カカシ先生の小説を書くにあたって、気を付けている事や意識している事って何ですか？教えて下さい！ (2019年1月25日 21時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2018年8月3日 1時
