第331話 ページ12
忍者は裏の裏を読むべし、とはよく言ったものだ。
｢いや〜？お前らも強くなったねェ。まさか本当にスズ取られちゃうとはねェ｣
あの後後、私達は無事カカシさんからスズを奪い取ることが出来た。それはもうすんなりと。
それに加え、新しく新生カカシ班も結成したことだし、これからまたみんなと居られると思うととても楽しみだ。
｢…どうした？やけにご機嫌だな｣
『えっ、なんでわかったんですか？』
｢顔ちょーにやけてたぞ｣
『え、まじ？』
｢まじ｣
そんなことを駄べりながら久しぶりの木の葉の里を歩く。チラッと隣を盗み見ると、旅に出る前よりも近くなったその横顔にまた顔がニヤけそうになる。
｢…そんなに見つめられると照れるんだけど｣
『いやぁーカカシさん変わらないなって思って』
すると、こんどは突然カカシさんがふと私を方をじっと見つめ始めた。
『…なんすか』
｢…お前髪伸びたな｣
『あーやっぱ旅先だと切る暇あんまなくて』
｢…ま、いーんじゃないの。似合ってる｣
するとそう言いながら、カカシさんが微笑みながら私の髪を撫でた。
『…あざっす』
｢照れた？｣
『うるさい』
取り敢えず脇腹を殴っておいた。
するとちょうどその時、先頭を歩いていたナルトが突然叫んだ。
｢あ！そう言えばまだ帰ってきて一楽ラーメン行ってねーってばよ！｣
｢あ！私も昨日からの演習でちょっとペコペコォ〜｣
『確かに…ちょっと食べたいかも』
｢よしっ！ここはカカシ先生に奢ってもらうってばよ！｣
『｢さんせーい！｣』
そう言って、バッと全員でキラキラとした目でカカシさんの方を振り返る。しかし、
｢…悪いな。俺はこれから新チームの小隊リスト作って提出しなきゃなんないから…これでドロン｣
まさに忍者らしく、とでも言おうか。見事に逃げられてしまった。
｢あ！逃げた！｣
｢あんな事言って…本の続きご気になってるだけよ…多分…｣
『あははっ確かに』
そう言いながら、さっきカカシさんに撫でられた髪に自分も触れてみた。
｢…？Aなんだか嬉しそうね、どうかした？｣
『…んーん！何にも！早く行こ！』
｢……やっぱり｣
｢……やっぱり流石に…綺麗になったな、だなんて…言える訳がないよねぇ｣
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アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか？ (2020年11月21日 7時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - エールさん» 逆にその固さが仇となって文章量とか長くなってるのでやっぱり難しいです。笑私もまだまだ未熟者なので…汗どういたしまして〜またいつでもどうぞ！ (2019年1月27日 7時) (レス) id: cefbd53226 (このIDを非表示/違反報告)
エール - なるほどー。でもそれって難しくないですか？やっぱプロの方は違うのかなぁ〜。ありがとうございます！急な質問すいませんでした！！ (2019年1月26日 22時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - エールさん» 個人的にはなるべく原作の雰囲気やキャラの性格を崩さないように、リアリティを意識して書いてます！ (2019年1月26日 17時) (レス) id: d811640117 (このIDを非表示/違反報告)
エール - 突然ですが、質問です！カカシ先生の小説を書くにあたって、気を付けている事や意識している事って何ですか？教えて下さい！ (2019年1月25日 21時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2018年8月3日 1時
