第170話 ページ41
困惑する皆を置き去りに、一人カカシさんへの愛に溺れていると、突然そんな訳の分からない事を言ってきたサクラ。
『…なんばいっちょると??』
「だってアンタ、さっきからずっと好きだのなんだのって言ってんじゃない!それってあの人のことでしょ!?」
『えぇっ!?いや、違う違う!これはそのそーゆーんじゃなくって!いやまた確かに間違ってはないんだけどさ!?』
「ほらやっぱり!!好きなんでしょ!?」
あっ駄目だこれ完全に恋愛モードに入っちゃった超めんどくさいサクラちゃん降臨しちゃったパターンだわ。
どうしよ…なんかもう今私も軽く頭パニック状態だし、今さら誤解解くのもめんどくさいな…それにまああながち間違ってなんかはいないし……
『…あーうん、ソウダヨォ……』
「!ほらやっぱり!!」
…いっか別に、そーゆーことで。
「あのー…そちらの方は大丈夫なんですか?」
するとこちらの様子を見かねてか、おそるおそる私達に声を掛けてきてくれたスケアさんことカカシさん。
「!!え、ええ!大丈夫です〜なんともありません!ねっ!A!!」
『えっ!?あ、うん!!な、なんともナイヨー』
そう言って若干ひきつった笑みでスケアさんに向けててをヒラヒラと振ると、少し不思議そうな顔をしたが「そうですか」と言ってまた普通の笑顔に戻った。可愛すぎか。
その後私達はスケアさんから自己紹介をされ、カカシさんの素顔の写真が忍者登録書に登録されている写真なら見られるはずだ、ということを説明してもらった。
途中サスケがなぜそこまでしてこの作戦に加わろうとするのか少し疑っていたようだったが、スケアさん曰く「カカシさんの素顔を抑えることができれば木の葉始まって以来の大スクープになるし、かなりの額が手に入るから」だそうだ。
つかそのやっぱ自分で自分のこと"カカシさん"って言っちゃうのね、面白すぎかよ。
そして最終的には早速今夜、皆で機密書類の保管庫に侵入しよう!ということになったのであった。
因みに私はそれから夜までの間、サクラから本人曰く"絶対に成功する恋愛のポイント"なんたるものを永遠と叩き込まれた。
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アイ(プロフ) - 作品を読んで感動しました!作品を参考してよろしいですか?? (2020年11月20日 21時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - トッシーさん» あっあっああああありがとうございますすすすす!!!滅茶苦茶嬉しいです!頑張ります!! (2017年11月20日 21時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
トッシー - さっさっさっささささ最高です!超応援してます!頑張ってください! (2017年11月20日 19時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - nasoraさん» どわーっ!!?めちゃくちゃうれしいです!!本当にありがとうございますー!!(((o(*゚∀゚*)o))) (2017年11月12日 8時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
nasora - いつも楽しく見てます!とても面白いです!がんばってください!私もうこの話のファンになっちゃいましたw! (2017年11月11日 20時) (レス) id: e0ca1ca558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:色葉 | 作成日時:2017年10月8日 13時