【NARUTO】共に生きる 5【はたけカカシ】

第168話 ページ39

ナルトの肩をガシッと掴み、片手でグッジョブのポーズを決める私。するとサクラはそんな私達を見てあきれた口調で、


「もーいい加減諦めたら？ソレ。Aもなに乗り気になっちゃってんのよ…ねっサスケ君っ」

「こういう日には持ってこいの任務だ」

「だよねーっ！」


はい、満場一致。Sランク任務始動開始です。


『っしゃ決まりィ！！』

「へへっ！」

「でもどーすんの？今までだって何やってもうまくいかなかったのに」


そう、問題はそこだ。実は今までにもこのようなことは何回かあったりする(勿論全部未遂に終わった)。ここまでくると、流石にもう本人に直接仕掛けるというものは難しいんじゃなかろうか……

一人頭を悩ませていると、なんと大して期待もしていなかったあのナルトから一つの提案が出た。


「だっはは〜！オレってばちゃーんと考えがあるんだってばよ！」

『えっマジ！？』

「何？」

「写真！カカシ先生の今までの写真を全て探し出せば、いくらなんでも一つぐらいは…！」


なるほど！確かに証明写真とかなら、いくらなんでもマスク取ってるよね！流石ナルトこーゆー時だけ頭良い！！


「あー…言ってなかったけど、それもう前に私が調べた。ぜーんぶマスクしてたわよ」

『はぁあ！？ウソ！？』

「ホント」

『そんなぁ…』


…しかしそんな私の希望はサクラによって早々に打ち砕かれた。くっそ…写真が駄目なら本人以外の何処から責めればいいってんだよ…というかサクラいつのまにそんなことを……





「火影様に提出される忍者登録書には…」


「「「『？』」」」



…その時だった。突然誰かが此方に向かって持ち前のカメラでシャッターを切りながら、私達に話しかけてきたのだ。

誰だろう？そう思い全員で一斉にそちらの方を振り替える。





…だがしかし、その瞬間に私の中の全ての時間が止まった。







『______！！？！？！？』









…そう、四年経った今でも忘れもしない。これは2015年に開催された連載完結記念、岸本斉史NARUTO展の入場者特典である「新伝・風の書」にて公式公開となった……









そう、全世界のカカシファンの間にとんでもない衝撃を走らせたあの________









「素顔の写真が使われている筈だよ」









伝説のスケアさん回じゃないですかぁぁぁぁぁぁあああああああああああああややややややややややややややややややややややや！！！！！！！！！！？？？？？？？？？？？

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