第497話 ページ8
「.....にしても気をつけなさいよ？ナルトもそうだけど、今はオレたち元第七班全員が里から注目を集めてる.....さっきみたいな奴らだって.....」
「う.....はい...気をつけます」
その後、私はカカシさんに家まで送ってもらった。
...しかしまさか私があんな体験をするなんて.....物好きもいるものだ。
「...でもま！ちゃんと助け呼んだのは正解だったな.....また今日みたいな事があるかもしれないんだから、その時はちゃんと大声出せよ？」
「あはは...そうですね.....今は抵抗もなんも出来ないんで.....」
「そうじゃなくて、普段からもああいうのには気をつけろって言ってんの！お前ほんとに分かってる？」
「わ、わかってますよ！ちゃんと.....」
「はぁ...本当かねぇ.....」
そう言いながら頭をガシガシと掻くカカシさん。その様子に私は少し苦笑いをこぼした。
「...というかすいません、忙しいのに...家まで送って貰っちゃって.....」
「いーのいーの.....じゃあな」
「はいっ！さようなら」
私がそう言うと、カカシさんはくるっと背を向け、火影室へと帰って行った。
しばらくその後ろ姿を見送ってから部屋の中へと入る。
「.....はぁ.....」
.....なんか...今日は散々だったなぁ.....サクラとお茶しに出かけただけのはずだったのに.....。
「.....」
玄関の扉にもたれながら、さっきまでの出来事を思い出す。
.....カッコよかったなぁ.....。
まるでラブコメディのワンシーンかのような出来事に、思わず頬が緩む。
確かに絡まれた時はすっごく怖かったけど、何よりもあの人が本当に助けに来てくれた事が、とても嬉しかった。
「.....」
無意識に顔が緩む。両手に持ったリンスの袋をギュッと握りしめた。
.....今度なにかお礼しないとな。
そう思いながら私は靴を脱いで、買ったばかりのはずなのにしわくちゃなリンスの袋を片付けた。
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千 - 続き嬉しいです！カカシ先生尊い…。 (2020年5月26日 8時) (
レス) id: 1380412b8e (このIDを非表示/違反報告)
透羽-とわ-(プロフ) - ここまでイッキ読みしてしまいました〜！カカシ先生が尊い！！これからも更新頑張ってください！！ (2020年5月24日 23時) (レス) id: 71f7d12171 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - BORUTOのコクリと夢主が付き合ってる設定の小説も書いて欲しいです (2020年5月24日 20時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続きがとても気になります！！！カカシ先生大好きなのでこのお話大好きです。更新頑張ってください (2020年5月24日 1時) (レス) id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2020年5月24日 0時
