第492話 ページ3
「ふ〜ん...普段のあんた見てる限りじゃ、絶対そんなことないと思うんだけどなぁ」
「いやーなんて言うかさ.....ぶっちゃけこれは、サクラにだけ言うけど.....」
「！何？」
「カカシさんはさ.....長年に渡る私の"推し"なんだよ.....」
「.......は？」
若干真剣な面持ちでそういうと、サクラはポカンとした表情を浮かべる。当たり前だ。
「いやあのね.....サクラ達に言ったでしょ？私は別の世界から来たって。そんで、この世界の結末も知ってるって.....」
「.....ええ」
「それはつまり、私はこの世界に来る前から...本当はみんなのことも知ってたんだよ...ナルトは勿論、サクラの事も、カカシさんのことも.....」
「.....」
「大好きだった。みんなのこと。私がこの世界に来る前から.....私が一方的に知ってるだけだったけど、それでもみんなのことが大好きだったの」
「.....A...」
「.....でもね」
「？」
「.....実の所を言うと.....カカシさんは特別だったんだ.....」
「...特別.....？それって.....」
「だって.....可愛いじゃん！！！！はたけカカシ！！！」
「.......はぁ？」
突然声を荒らげた私。サクラは相変わらず訳が分からないといった顔をしていた。
それでも一度熱の入った私のオタク口調は前の世界と同様、留まることを知らない。気がつけば私はペラペラと彼への愛情について語り出していた。
「知ってる！？あの人ほんとに可愛いの！いや勿論かっこいいもあるんだけどね！？なんて言うかな〜あの人の過去もあいあまってっていうのはあるんだけど.....魅力！？がね、もう違うの。とにかく存在にしていること自体が神々しいの！常にだるそうな仲間思いなとことか好きな所は色々あるんだけど...んもうあの人の存在自体が愛おしい！口調とか白い指も常にに眠そうな目も全てが愛おしいの！それが私にとっての"はたけカカシ"なんだよ！！！」
ゼイゼイと息を切らしながら、それらの言葉を息継ぎなしで言い切った私。久しぶりに愛を語って疲れてしまったではないか。
一方ここでサクラの顔を見てみよう。何とも見事なドン引きだ。当たり前である。
しかし残念ながらそんな反応を取られることなんて私は慣れきっている為、全くもって気にしなかった。私と関わる上で私にドン引きする事なんて避けては通れ無い道なのです。諦めろ。
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千 - 続き嬉しいです！カカシ先生尊い…。 (2020年5月26日 8時) (
レス) id: 1380412b8e (このIDを非表示/違反報告)
透羽-とわ-(プロフ) - ここまでイッキ読みしてしまいました〜！カカシ先生が尊い！！これからも更新頑張ってください！！ (2020年5月24日 23時) (レス) id: 71f7d12171 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - BORUTOのコクリと夢主が付き合ってる設定の小説も書いて欲しいです (2020年5月24日 20時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続きがとても気になります！！！カカシ先生大好きなのでこのお話大好きです。更新頑張ってください (2020年5月24日 1時) (レス) id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2020年5月24日 0時
