このグループ、知り合い居すぎだろ

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「ごめん！遅れた！！」


「も〜！遅いよ、りうら」

「ごめんごめん、その子がないくんの妹？」

この声は……私の推し!?
いや、でも似てるだけならいっぱいいるしな

うん
違う人だろう
というか、年下の方…

「初めまして、りうらって言います！」

『初めまして〜、ないこの妹のAです いつも兄がお世話になってます』


「りうらは、Aと知り合いじゃないのか〜」

「え？」

「なんかね、りうら以外は知り合いなんだよね〜」

「へ〜、そうなんだ」



『お兄ちゃん』

「どうしたの〜？」

『結局、この人達は誰なの…？』

「あ、ごめん 言ってなかったね」


「A、ボカロとか歌い手って知ってる？」

『え、うん 知ってるけど』

「この５人は、歌い手なの 俺も歌い手」

『はい…？』

突然のカミングアウトについていけないけど、お兄ちゃんを含めた６人は歌い手なんだね
とりあえず


「で、俺はこの５人を誘って歌い手グループ、irregular dice 略していれいすを作った」

『ちょい待て』

「どうかした？」


『いれいすなの？君たち』

「え、うん」

『そのグループ、推しが居る……』


「え!?誰誰誰 ないこだよね!?だよね!?」

『違うわ』

「うぅ……俺のAがぁﾞぁﾞぁぁぁ………」


「じゃあ、いふまろ!?」

『違う』

「俺、Aの彼氏なんやけどぉ…」


「いむくんだよね!?」

『それもちゃう』

「えぇ……」


「この天才ラッパーの初兎さm(((『うん、違うね〜』

「なんでだよぉぉぉぉぉ！！！！」


「じゃあ、みんなの頼れるアニキやろ」

『ん〜アニキは結構好きだけど、最推しではないです』

「…………」

え、なに気まず…
前までの人達と違って何も言わないから←


「ちょっとまって、ってことはAの推しって俺の愛しのりうr(((「ないくん、キモイ」

「りうらぁﾞぁぁ………」



「Aさんってりうら推し…？」

『そうですｯ…』

推しが目の前に居る=ﾀﾋにそう


「そうなんだ！いつもりうらを応援してくれてありがと！」

『ぐぇぇ……』

私は、そういって倒れた
血を吐かなかっただけでも誉めてほしい


「え、大丈夫!?」

『あ、はい大丈夫なんで半径1ｍ以内に近づかないで下さい りうちゃんが汚れるんで』(ヲタク特有の早口)

「そんなこと無いって、はい掴まって？」

そんな風に手を差し出されたら、ヲタクが全員ﾀﾋにます
王子様かよ スパダリじゃん

でもやめて下さい
りうちゃんを汚したくないんです

４→←２

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