梟谷の最恐策士 弍【HQ！】【男主】

監督って近代的？ ページ6

それから練習が終わり、京治と木兎さんはいつもどおり居残りで練習するという。


居残りメンバーの僕が早々と抜けることを不思議に思ったのか、2人は部室に戻る僕に声をかけてきた。





木兎「おい薙もう帰るのかー？」



あ、そういや言っとらん。闇路ちゃんにしか言ってなかった。



「僕、今日の夜から宮城に行くんです」

赤「うわ、宮城まで？白鳥沢か」

「なんで分かったんや」

木兎「大変だな〜頑張れよ！」

「お土産買ってきますね！」





すぐに家に帰ってシャワー浴びて荷物もって新幹線へ乗り込む。

闇路ちゃんが一日練習の終了時間を早めてくれたおかげで余裕だった。





「鷲匠監督に連絡…」



SMSで[お疲れ様です。新幹線乗り込みました]と連絡すると、瞬間で既読がついた。



えっ、早くね？サムツムよりも早いんだけど。最近の監督は皆今どきの子みたいな事すんの？




[待ってる]



今どきの子みたいな既読スピードだったくせに返事素っ気ないんかーい。




「茶目っ気あるんかないんかどっちやね…いや、あの監督はあるわ」




前に練習を見たが、足動かしてなかったら「とり餅ついとんか！」やら「ゴキブリか！」やら散々言っていた。


あのゴキブリか！は凄くビビった。


後でゴキブリホイホイに捕まったんか！という意味だと気づいた時には1人で大笑いしてしもうたし。




「…言葉選びが面白いところは茶目っ気って言うんかな」




京治に後で聞いてみよ。

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