梟谷の最恐策士 弍【HQ！】【男主】

うっさいわ ページ7

さてさて、そうこうしているうちに宮城へ到着し、ホテルへ。



「うぉ、ホテルじゃなくて旅館。めっちゃ広、温泉あるってもうやばいやん監督好き」


でも広すぎて1人だと凄くもったいない感じがした。



「夕食はここでは食べんし…風呂入るか」



ササッと用意されていた浴衣と入浴セットを持って浴場へ。



「へぁ〜」


時刻がちょうど夕食の時間ぐらいだったからか、人がほとんどいなかった。



それに夏休みに入ったばっかりやし、あんまり家族旅行の人がおらんのかもしれん。



「なんや占領した感じがしてええなぁ」



ひと通り楽しんだ後、浴衣に着替えて部屋に戻る。


やることが無さすぎてニュースでも見ようと思い、スマホを開くとLimeの通知が沢山来ていた。




「稲荷崎元気すぎやろ！？」


そのほとんどが稲荷崎メンバー(今度遊びに来る奴ら)グループのものだった。


あ、メンバーはツムサム、信ちゃん、アランくん、すなりんの6人。


銀島くんいう子も来れたらって言っとったらしいけど迷惑やからって断られた。



トーク画面を開いて確認していくと、ただテンションが高いだけ。

ほとんどツムサムやけど、信ちゃんの返信でトークは途絶えていた。



…流石主将。



それに個人的にもメッセージが来ていた。



ツムサムはスタ連かよ返信する意味なし。



すなりんは…

『今何してんの』『おーい』『おーい』

というなんとも彼女のようなメッセージが来ていた。
は？可愛いかよ



『ごめん。お風呂はいってた』

角名『いいよ別に』

『で、何用？』

角名『何してるか気になっただけ。それと、兵庫のお土産っている？』

『いる！おおきに！』






すなりんがめちゃめちゃ良い人だということに気づいた瞬間だった。

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