私、ただの管理人です。【YG】2

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ソンジュンと会ってから数日


私は、背後に嫌な気配を感じていた









誰かに見られているような

誰かに後をつけられているような





そんな、ゾワゾワとした
嫌な気配だ







初めの数日間は気のせいかと思った

振り返ったって誰もいないし、こんな一般市民を誰が狙うというのか


そう思い直して気にしないようにしていた






でもその気配は消えることはなく、
だんだんと距離を縮めた





ああ、これが


"ストーカー"ってやつなのか？









ある日を境に私の郵便受けには

私の写真が投函されるようになった









"いいマンションだね"




手書きの付箋とともに












新しい服を買った翌日には

"その服可愛いね"




近所のカフェでくつろいでいた翌日には

"コーヒー好きなんだ？"




スーパーで買い物をした翌日には

"料理もするんだね。家庭的な女性は好きだよ"







どれもこれも
隠し撮りされた私


私がどこかへ行くと、必ず翌日にその写真とメッセージが届く





このストーカーはよっぽど暇で金持ちなんだろう
仕事もせずに四六時中私を見ているんだから


そんな人は私の知っている限り1人しかいないけれど



・・証拠がない









まるで芸能人かのようにカメラに撮られる毎日
写真を撮られたくなくて、私生活を見られたくなくて




いつしか私は、休みの日も家に引きこもるようになった

買い物もネットスーパーで宅配にして
極力マンションから出ないようにした




幸い管理人の仕事に支障はなく、
職場と自分の家だけが落ち着ける場所だった







そんな日々が1ヶ月続いていたある日












安全だと思っていた場所が
安全ではなくなるなんて

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