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見上げた先のダンブルドアは孫を見るような、嬉しそうな表情でAを見つめていた。
「A、せっかくの食事が冷めてしまう。
そうと決まればすぐに準備じゃの。」
いつぞやのようにすっと指先一つで準備を整えてしまったダンブルドアは、校長室を少し広めの部屋に変えた。
相変わらず衰えることのない魔法の力にAが圧倒されていると、どうぞ小さなレディといって椅子を引かれる。
Aはダンブルドアが引いてくれた席にゆっくりと腰掛けた。
夕飯は食べることよりも話すことがどちらかという多かった。
Aはこれまでのことをダンブルドアに伝えた。
自分の親友でもあるローズにも黙っていることを、Aはダンブルドアには伝えられた。
Aには知らないことが多すぎたし、今だに両親に会えていないというのが最大の不安だった。
直接会って聞ければどれほど幸福なのだろうか、とAは考えながらゆっくりと食事を咀嚼していく。
Aの話が終わる頃にはもう消灯時間も近づいている頃だった。
Aの話を聞き終わったダンブルドアは、そうか、といってゆっくりとフォークとナイフを置いた。
「君は聞きたいことや知りたいことが山ほどあるようじゃの。」
「はい。」
「わしが答えられることはあるかね。」
「教えてくださるのですか？」
「教え子が知りたいことは教えるのが教師じゃ、
これでも元は変身術の教職についておったのじゃぞ？」
といってにこりと、子供のように笑うダンブルドアにAはふふっと釣られて笑った。
ようやく見えた年相応の笑顔にダンブルドアもつられて笑顔になる。
「なら。両親のことを、そしてリチャードが世紀の大悪党と言われる所以を教えてください。」
Aの空色の瞳がいつもの好奇心な彼女の色に戻るのを確認したダンブルドアは、深く頷いた。
「そうじゃの…
まあ君も大体のことは知っているじゃろうから、大まかなところは君が知っている通りじゃ。
君のご両親はお母上のマーシェリーがレイブンクローに、お父上のロビンソンはスリザリン。
二人は最初の頃からお互いのことを知っていたわけではない。
だが、ロビンソンの思いが一方通行だったのは、側から見ても明快であった。
なぜならお母上のマーシェリーにはルイス・マーティンという恋人がおったからじゃ。
二人はブラック家の直系の娘とマグルの家という障害があったが、それを抜きにしてとても良い関係であった。」
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イライザ(プロフ) - ベルモットさん» ふふ、ありがとうございます。まだ成長しきれない感じが伝わるように書きました。これからどう変わって行くのか、どうか見守っていただけると助かります。 (2019年9月12日 8時) (
レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 本日、引き続き読ませて頂きました。鷹の寮生らしく孤高で他人に頼らずに主体で好み。鷹の石像と会話をする場面も。 (2019年9月12日 7時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» そうですね、一歩一歩着実に。でも自分の領域は自分なりに守る。そんな考えを残しつつ、主人公が自分のプライドと並行して、何をどう変えて行くのかを伝えられたらと思っていまsy、ありがとうございます。 (2019年9月6日 3時) (レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - まだまだ読み続けているベルモットです。この夢小説は説明文や状況説明など細かく書かれていて、ハリーポッターの世界観が滲み出ていました。鷹の寮生らしく夢主は健気ですね。 (2019年9月5日 23時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - crossmarian4272さん» ありがとうございます！更新頻度が少なく申し訳ないのですが、これからも楽しみしていてください。宜しくお願いします。 (2019年8月9日 21時) (レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｉｒａｉｚａ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年7月29日 22時
