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流れた月日 ページ11

Aside

直哉「姉さん半年もどこ行っ...て?は?」

今回はだいぶ面倒でした。
任務が終われば次々と任務を依頼され結局半年も...

いつもは最初から付き添いなんて絶対いないのに伊地知がスタンバイしてた時点で何かおかしいとは思ったが。
やられた...

A「疲れた。体調悪い...吐きそう...」

...もう寝たい。

直哉「姉さん、どうしたんや...その...」

硝子「A!伊地知から話は聞いてる!とりあえず医務室来い!」

A「おう」

硝子に手を引かれて医務室に行けば、傑がいた。
医務室に傑がいるなんて珍しいな。

傑「え、A、それ...」

よく見たらボロボロ。

A「また悟と喧嘩でもしたのか?」

傑「い、いや。色々あって真希と棘とパンダ、悠仁にボコられたのかな?」

A「なんで疑問形なんだ?強くなったんだなあの子達も」

教え子の成長を素直に喜べないのか、悔しそうな顔をしていた。

硝子「おい!A!起きろ!」

眠い...眠い...
気持ち悪い...

硝子が何かを取りに行っているうちに医務室のベッドに横になれば、気づけば寝ていた。

次に目を開けば...

悟「A?」

何故かボコボコになった悟がいた。
やっと会えた...

悟「その子...は、誰の子?」

なんで、そんな事...

A「君の子以外に誰の子がいるんだ?」

君は膨らんだ腹を見ていた。
そういえば君は顔を歪めた。
子供、やっぱりいらなかったのかな?
それはそうだ、いつ死ぬかわからない呪術師に家庭はいらない。
それでも君はあの時...

悟「ごめん...想い人がいるのに無理に僕がしたから...」

ー僕も流石に30越えて家庭もないのは堪えるー
そう言った。
私もそうだった。

幼少期と呼んでいいのかは分からないけれど。
禪院家の人間として育った十数年は、苦しかった。
誰も私達兄弟を個々として見てはくれなかった。
力が全て。血筋が全て。性別が、相伝が、それだけが私達を見てくれる理由だった。

デキ婚しない?
そう君に聞かれたとき、もう既に受け入れる気でいた。
君との間に愛はないのかもしれない。
それでも、自分がして欲しかった事を我が子にしてあげられれば。
我が子を愛してあげることができればきっと私は、私の幼少期の経験は、無駄じゃなかったといえるのかもしれない。
そう思った。

でも、違うみたいだ。
この半年、やたら心細くなった。
死ぬのが怖くなった。
そういう時に頭に浮かんだのは、君が私に向ける無邪気な笑顔だった。

不器用な二人→←無自覚だった事



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金平糖 - 五条オチ完結おめでとうございます!最初から拝見させてもらっていたので、夢主ちゃんが幸せになってくれて良かったです!夏油オチ後に夢主愛されエンドか、直哉エンドが見たいです...!これからも応援しています!! (2022年2月21日 0時) (レス) @page22 id: d9f31616d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2022年2月19日 2時

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