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不器用な二人 ページ12

Aside

A「想い人ならいるよ」

想い人ならいる。
君はそういえば大層悲しそうな顔をした。
嫌なら、拒絶してくれていい。
私は君を信頼している。
だから、ここで拒絶されたからって君を嫌いになる事はない。
嫌いになれるはずがないんだ。

だって君が...

A「なんて顔してるんだ。私の想い人は無邪気に笑っている姿が一番かっこいいんだ...」

私の想い人なんだ。

悟「...へ?」

君は、嫌だろうか?
きっと君の事だ。
遊びなれている君からすれば面倒くさい女になるかもしれない。

悟「なんで...こんなクズ好きなの。本当にAって変わってるよね...」

でも、何度も言うように君を信頼している。

ーー責任は取れよ。私のではなく、子供のーー

ーーもちろんーー


君はきっと...

悟「責任は取るから。安易に責任を口にすること程無責任はないけど。Aのも、この子のも」

私を拒絶したりなんでしないだろうから。

A「まだ遊んでいたい年頃じゃないのか?」

高専時代から外見も中身もそのままエスカレーターで上がってきたみたいな君だ。

悟「何いってんの。こう見えて冗談で言ってるだけで遊んだ事なんて一度もないんだけど?このGLGさとる君のファーストキスもドーのテーも全部Aにあげたの!わ!か!る!?」

それでも、硝子や傑、もちろん私も知ってる。
君はいい加減なところしかみんなには見せない。
でも、真面目で誠実な人だって事。

悟「それに...僕は昔から、Aが僕を好きになるよりずっと前からAの事が好きだった。ま、気づいたの最近だけどね」

そうだったのか。
なんだか面と向かって言われると、

A「恥ずかしい気もするな」

私がそう言い終えれば、悟は私に優しくキスをした。

悟「死ぬまで、いや。死んでもずっと呪ってあげる。呪い愛って感じ?」

そんな冗談を、いや、冗談に見えて本気かな。
そういえば悟はニヤリと笑った。

あ、これは...

直哉「なーにが呪い愛やて?なぁ、真希ちゃん?」

真希「クズはいっぺん死んでみたらどうだ、悟?なぁ、恵?」

恵「いや、俺に振らないでください、って言いたいところですけど、釘崎準備は?」

野薔薇「とっくにできてる。あとは五条先生の腕でも足でももいで貸して」

傑「それなら私に任せて。この間の喧嘩の決着ついていないからね?」

硝子「とりあえず、逝っとくか?私の医療ミスで」

詰んだね。

相変わらずの騒がしさ→←流れた月日



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金平糖 - 五条オチ完結おめでとうございます!最初から拝見させてもらっていたので、夢主ちゃんが幸せになってくれて良かったです!夏油オチ後に夢主愛されエンドか、直哉エンドが見たいです...!これからも応援しています!! (2022年2月21日 0時) (レス) @page22 id: d9f31616d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2022年2月19日 2時

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