Really no (ページ15)

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「………怖いよせんせ、っ」

「うん、そうだね、怖いね、……

でも大丈夫だよ、俺がいるでしょ？」

安心してほしくて、優しく頭を撫で続けた。
耳元で聞こえる怯えた声が、不覚にも可愛いと思えてしまう。守ってあげなきゃって。

雷如きで、なんて傍から見れば言われるかもしれない。
でもまだ完璧に強くなれてないやまだくんにとっては大問題なんだよ。

人には一つや二つ、苦手な物ぐらいある。
やまだくんは、ちょっと多すぎるけどそんなところも愛おしい。

「…安心してきた？」

「うん……先生いなかったら今頃家で死んでたかも。」

「大袈裟な、」

「ほんとだし…… こんなくだらない嘘つかねえもん、」

「それなら、早めに雷に慣れてほしいね、」

死なれたら困るし、俺がこれから先やまだくんがいなきゃ生きていけないんだよ。

あ、でも、

「…やっぱ、慣れなくていいや、」

「なんで？」

「雷に頼らないとやまだくん俺に甘えてくれないもん。」

うん、そうだ。
こんな可愛いやまだくん、雷鳴ってないと見れないもんね。
じゃあこの時間を、大切にしとかなきゃ。

「おいで、やまだくん。ブレーカー、一緒に上げに行こう？

一人じゃ寂しいでしょ？」

少し揶揄うように、手を差し伸べた。
その手を絶対彼は繋いでくれる。指と指を絡めて、ついでにぴたりと体をくっつけてくれるオマケ付きで。

「絶対離れないでね、」

「言われなくても分かってるよ。」

「… 今日の先生カッコイイね、」

「今日のやまだくんが可愛いだけだよ。」

そうだよ、俺はなんの変わりもない。

ただ、やまだくんがうんと可愛くなっただけ。

「……… これなら毎日雷でもいいわ、」

「、俺が嫌だよ、ばーか。」

「…… 手、離すよ？」

「うそうそ、ごめんごめん！」

やまだくんとの距離が一層近くなって、甘い匂いがした。

また一つ、やまだくんの素顔が見れた幸せな一日

〈雷〉end

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タイトルそのまま… 笑

可愛いやまだくんを書いてみました＾＾
いのやま寄りですね、っ

私は雷だいっすき人間なんですよね、、
特に理由はないんですけど、笑

さっき見たら評価が 50 突破してました！

嬉しい限りです、ありがとうございます＾＾