対話 ページ12
迅「で、話って?」
『遊真は近界民じゃないんだよね?』
迅「うお、直球だな!違うよ、何でそんなに気になるんだ?」
『トリオン兵作ったってやっぱり嘘でしょ。本部に何の連絡もないのはおかしい。鬼怒田さんに昨日遠回りにトリオン兵のことを聞いてみたけど、本部ではまだそこまでの開発はしてないみたいだったし』
迅「…あ〜……ごめん。嘘ついたよ」
『!じゃあっ!!』
迅「遊真は外国育ちでな」
『……え?』
迅「外国の技術が生み出したトリオン兵らしい。遊真の元いた国ではそういう技術が進んでたんだって」
『……そんなの、聞いたことないけど…』
迅「そりゃあAさんが知らないことだってあるよ」
『何で嘘なんか…』
迅「だってAさん、このこと言っても近界民だ!!って取っ組みかかる未来が見えてたからさ」
『!?嘘でしょ!?!私が!?』
迅「そうそう、あの時あんまり冷静じゃなかったんじゃない?」
『……それは、確かに…』
…迅の感情が良く掴めない。嘘をついたのを申し訳なく思ってる…??
『……ごめん、問い詰めて。2人と別れた後、一応自分でもやっぱり近界民じゃないって思ったの。城戸司令が認めるわけないって。でも…どうしてもあのトリオン兵が気になった。でも納得したよ、ありがとう』
迅「いえいえ〜」(…これバレたらおれやばいかな〜…)
『よく考えてみれば、あんな良い子が近界民なわけないよね。早とちりしたな』
迅「……近界民には良い奴もいるよ、Aさん」
キキィッ 迅「うお!?」
『………迅、君が私をボーダーに誘ってくれたことには感謝してる。だけど……私がそんなことを思う日は来ない』
迅「…」
『…本部着いたよ、ここでいいんでしょ?』
迅「うん、ありがとう。Aさんは?」
『今からスミを迎えに行かないといけないからこのまま出るよ。…迅、あんまり無理しちゃダメよ。顔に疲れが出てるから』
迅「!それ、気づくのAさんくらいだよ」
『そう?ま、普段から人の倍は表情に気遣ってるしね』
迅「Aさんも少しくらい気抜いたら?」
『無理!!私の仮面は繊細なんだから!っと、私そろそろ出ないと。じゃあね、迅』
迅「うん、また。玉狛今度寄ってよ、改めて遊真達紹介するから」
『ん〜考えとく!』
迅(…鋭いんだか鈍いんだか…弟くんも苦労するなぁ)
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m.(プロフ) - 犬飼先輩の姉っていう強ポジ夢小説…めちゃくちゃ好きです(*´꒳`*) 今後の更新も楽しみにしています! (2022年1月28日 1時) (レス) id: 8e0303ce91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミソカツ | 作成日時:2022年1月23日 20時