9話 ページ10
『分かるで。私は身長も低い方で、胸も大きくて、顔もいい。パーフェクトやん?』
自分で言うか!尾白がいたらそう突っ込んでただろう
『でもな、お前が落とせるほど、私の価値は低くないねん。私と付き合いたいならそれなりの努力を見せえや。
急に来て好きです言われて、はい私もです、なんて、そんな都合いいことあるわけないやろ』
1年の子はそう言われて泣きながら走り去っていった
『なんやねん、当たり前のことやろが』
美南はフン、と鼻を鳴らして不満そうな声を漏らした
「あかん!もうダメや!」
侑はとうとう耐えきれずに吹き出して大笑いした
治も吊られて笑い出す
「自分のことパーフェクト言い切った!」
その笑い声に美南は校舎の陰を見に行った
「ぶふっ!絶滅危惧種!」
侑の言った言葉にとうとう銀島も角名も笑いだした
『なんやねん、聞いてたなら助けえや』
美南は少し恥ずかしそうにそう言ったため、侑たちは笑うのをやめて、驚いた顔をする
怒られると思っていたが、まさか恥ずかしがられるとは思っていなかった
「羞恥心、持ってたんですね」
角名が真顔で言った
『当たり前や。誰が胸の大きさ知られて平常でいられんねん』
「1年には教えてたやんか!」
侑がたまらず突っ込む
『はぁ?あいつはもう関わらん知らんやつやん』
知らん男子にはよくて、よく知ってる男子にはダメ
美南の境界線がよく分からず2年たちは首を傾げた
*
今日の練習試合、治はやけに調子が悪かった
「治、今日アカンかったなー!」
「まぁ、そういう日もあるわ」
尾白が言う
「ドンマイ」
「俺らみんな下手くそや。せやから練習するんやろ」
「熱」
銀島の言葉に角名は笑いながら言った
「このポンコツ」
うわ、侑
美南は眉を寄せて、双子に駆け寄る
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あまね(プロフ) - 完結おめでとうございました!久しぶりに見てめちゃキュンさせてもらいました!ありがとう御座います! (11月18日 0時) (レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
あい - Eカップは大して珍しくないですよ。 (2023年1月4日 9時) (レス) @page10 id: ab06a6fc10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サンマ | 作成日時:2021年11月21日 18時