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9話 ページ10

『分かるで。私は身長も低い方で、胸も大きくて、顔もいい。パーフェクトやん?』


自分で言うか!尾白がいたらそう突っ込んでただろう


『でもな、お前が落とせるほど、私の価値は低くないねん。私と付き合いたいならそれなりの努力を見せえや。
急に来て好きです言われて、はい私もです、なんて、そんな都合いいことあるわけないやろ』


1年の子はそう言われて泣きながら走り去っていった


『なんやねん、当たり前のことやろが』


美南はフン、と鼻を鳴らして不満そうな声を漏らした


「あかん!もうダメや!」


侑はとうとう耐えきれずに吹き出して大笑いした


治も吊られて笑い出す


「自分のことパーフェクト言い切った!」


その笑い声に美南は校舎の陰を見に行った


「ぶふっ!絶滅危惧種!」


侑の言った言葉にとうとう銀島も角名も笑いだした


『なんやねん、聞いてたなら助けえや』


美南は少し恥ずかしそうにそう言ったため、侑たちは笑うのをやめて、驚いた顔をする


怒られると思っていたが、まさか恥ずかしがられるとは思っていなかった


「羞恥心、持ってたんですね」


角名が真顔で言った


『当たり前や。誰が胸の大きさ知られて平常でいられんねん』


「1年には教えてたやんか!」


侑がたまらず突っ込む


『はぁ?あいつはもう関わらん知らんやつやん』


知らん男子にはよくて、よく知ってる男子にはダメ


美南の境界線がよく分からず2年たちは首を傾げた





今日の練習試合、治はやけに調子が悪かった


「治、今日アカンかったなー!」


「まぁ、そういう日もあるわ」


尾白が言う


「ドンマイ」


「俺らみんな下手くそや。せやから練習するんやろ」


「熱」


銀島の言葉に角名は笑いながら言った


「このポンコツ」


うわ、侑


美南は眉を寄せて、双子に駆け寄る

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あまね(プロフ) - 完結おめでとうございました!久しぶりに見てめちゃキュンさせてもらいました!ありがとう御座います! (11月18日 0時) (レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
あい - Eカップは大して珍しくないですよ。 (2023年1月4日 9時) (レス) @page10 id: ab06a6fc10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サンマ | 作成日時:2021年11月21日 18時

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