84話 ページ35
NO視点
ハンジ「しかし、現場はもっと巨人だらけだと思っていたが……ん？」
ミカサ「ハンネスさん？」
ハンジ「駐屯兵団先遣隊だ！穴の位置を知らせに来たんだ！」
それでハンネスが壁の上に登ってきた
ハンネス「穴が何処にもない！」
エレン「え？」
ハンネス「夜通し探しまくったが、少なくとも、トロスト区からクロルバ区の間は壁に異常はない」
ハンジ「なんだって！？」
ハンネス「クロルバ区の兵と立ち会って引き返して来たのさ。道中で巨人共出くわさなかったんだ」
アルミン「でも、巨人は実際に壁の内側に出てるんだよ！？」
エレン「ちゃんと見たのか？まだ、酒が残ってんじゃねぇのか？」
ハンネス「飲むかよ！っていうか、お前等なんでこんな所に居るんだ？」
ハンジ「………壁に穴が開いてないのなら仕方ない。一旦、トロスト区で待機しよう！」
？「うっ………」
アルミン「い、今、声が聞こえたよね？」
エレン「？そうか？」
ミカサ「私には……聞こえなかった」
ハンジ「私にもだ」
ハンネス「俺も聞こえなかったぞ？」
？「うぅっ…………」
アルミン「ほ、ほら！」
ミカサ「確かに………聞こえた」
エレン「？他の人が喋ってる声じゃねぇのか？」
アルミン「いや！違うよ！さっき、うぅっ………って聞こえたんだ！」
ミカサ「うん、まるで、今起きた感じだった」
アルミン「それに、聞いた事のある声なんだ！」
ミカサ「それも、ここ最近……」
エレン「？気の所為じゃないのか？」
ハンジ「私にも聞こえなかったぞ？」
ハンネス「いや、俺にも聞こえた……なんの声だ？」
兵士「ハンジ分隊長！！あ、あまり信じられないし、あり得ない事何ですが……」
ハンジ「どうした？」
兵士「巨人化しなかった方の人が1ヶ月眠ってる筈なのに……意識を………取り戻しました！」
ハンジ「なんだって？」
エレン「Aが？」
アルミン「もしかして………さっき聞こえた声は……！」
ミカサ「きっと、A！」
ベルトルト「A！」
ライナー「A！」
A「うっ…………べ、ル君？お、にいちゃん？」
エレン「まさか、本当に？」
コニー「A！」
クリスタ「A！」
A「いっ！……な、何がどうなって……？」
ハンジ「まさか、君には予想以上だよ……良いや、予想を上回ったよ………A」
モブリット「1ヶ月眠ってるって言われた筈の人が……もう起きたって………凄いじゃないですか！？」
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作者名：りん松 | 作成日時：2019年6月11日 18時
