49話 ページ1
A視点
伏黒「Aも呪具使うだろ？
どうしてるんだ？」
A「私は、1個は小さいから此処に入れてる」
そう言ってスカートを少しめくり足元を見せた
伏黒「でも、それだとやっぱり時間とかのロスがあるよな……」
A「私は元々霊符を使うからね」
真希「れいふ……？
あぁ、呪符の事か」
A「はい
元々コッチの方が使うのは多いので早く出せるようになったのもありますね」
霊符を使った方が呪力の損失がほぼないし……
やっぱり言葉だけになるとその分消費しちゃうからな〜
纏神呪は別だけど……
伏黒「？でも、他のも使ってるよな」
A「あぁ、コレの事？」
そう言ってケースに入れてる日本刀くらいの大きさの刀で切れ味が悪い
伏黒「あぁ、どうしてるんだ？」
A「まぁ、私の場合、時間にゆとりがなかったら
朱雀！！」
そう言ったら朱雀の呪装になった
A「それに、私のは切れ味も悪い、呪具で言う所のせいぜい四級程度の呪具
人に害は無いから、そのまま腰に適当に刺しても問題ないからね
呪装してる場合は、朱染雀羽 急急如律令！」
それで私の後ろに朱雀の呪装がされた
A「元々はこうして使う物だからね」
貴人は別だけど……
伏黒「Aの場合は、呪具に自分の呪力を更に込めて強化してるのか……」
A「うん、だからあんまりオススメはしないかな？」
何より、コレは空に飛ぶ為に活用する事が殆どだし
パンダ「物を出し入れ出来る呪霊を飼ってる術師とかも居るよな〜？」
真希「それは無理だろ
レアだし、飼い慣らすのに時間もかかる
見つけたら私に教えろよ？」
パンダ「カルパス1年分」
A「それより、もっといい出し入れ所が恵にはあるじゃん」
私も似た様な場所があるけど……
伏黒「？だから、それを探してるんだろ？」
A「ほら、玉犬達を出し入れしてる」
伏黒「！いや、それは玉犬だからであって、呪具には……
！？」
やっぱり、それなりに術式を使えば更にそこから別の事に使える
それは、人によって様々な使い方があるけどね
狗巻「ツナツナ」
真希「ん？何だよ？」
伏黒「先輩、A
何とかなりそうです」
真希「？そうか？」
伏黒「はい」
真希「なら、次はAだな」
A「私、ですか？」
真希「あぁ、交流会でもあんなに怪我されちゃたまったもんじゃないからな」
……ハハハッ、そこは申し訳ないです
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