40話 ページ42
A視点
五条「中身は?」
A「鸕宮家の歴史についてです」
それで中を見てみた
五条「??な、何この字……」
コレは、普通の古文の字とか、そういうレベルじゃないくらいに解読が難しい
けど、この字は……
A「霊符の文字と一緒……」
五条「?れいふ?
………あぁ、Aが使ってる呪符の事ね
確かに、文字は一緒だ
読める?」
A「多分、読めます」
……昔は、十二家で、その内の1つが鸕宮……
十二家の中で1番強いと言われていたのが、鸕宮
鸕宮は代々貴人の式神を継承してきたが、いつしか貴人は、当主を認めなくなった……?
五条「?何て書いてあったの?」
A「私が使ってる式神の1つの貴人は、元は鸕宮家が代々継承してきたらしいですけれど、いつしか貴人は当主を認めなくなったらしいです」
五条「?それって、最近までは、その式神達は誰も扱えなかったって事だよね?
うーん……
そこまで、此処に居た人達が弱かった訳ではなかった筈だし………
強さが基準って訳ではなさそうだね」
となると、何で両親や祖父母は認められなかった……?
最後の継承者は……鸕宮……天馬
彼が歴代最強の……陰陽師……?
呪術師とは違うの?
五条「そこは、君の式神に聞くしかないね」
A「はい」
五条「他には?」
A「最後の継承者の名前と、その人が歴代最強の陰陽師って書いてあります」
五条「?陰陽師?」
A「はい」
五条「あー、それは僕も少しは知ってる
確か、呪術師は、前は陰陽師って呼ばれ、時が経つにつれ呪術師となったって話
後、僕等が呼んでる呪い、呪霊の名前も元はケガレって名前で、結界の中に居たんだけど、その結界を作れる者がおらず、こっちに流れ込んできただった筈」
元は、呪術師は陰陽師だったんだ
五条「此処の家は結構前からあるみたいだね
御三家の家よりも」
A「みたいですね」
後は……
五条「Aの式神の継承者ってAが生きてる中で居なかった訳でしょ?」
A「はい」
五条「しかも、こういうのは調べるの今日が初めてでしょ?」
A「はい」
?アレ……
五条「なら、何でAは使い方が分かったの?」
この力の使い方は両親から教わってない……
なら、何で……?
貴人【お前が望んだからだ】
五条「!?い、今の……」
!?五条先生にも聞こえてる?
何時も、私にしか聞こえてないのに………
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