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41話 ページ43

A視点

貴人【別に、お前にしか何時も喋ってないから、お前にしか聞こえないだけで、話そうと思えば話せる】

そういう仕組みなんだ

五条「Aが望んだ?どういう事?」

貴人【心の底から、俺の力を使うと聞いた、だから力を貸した】

五条「んー……なら、何で他の人は?

他の人達も心の底から使おうと思ってたんじゃないの?」

貴人【半分は、Aのように望んではいなかった

大体、俺の力を使い、私欲に駆られて居るやつばかりだ】

A「なら、何で……」

私を……

私だって、私欲で使って……

貴人【お前程、哀れで、面白い奴は暫く居なかったからな

最後に力を使ったのは、天馬

彼奴も、彼奴の前の奴等も面白かったが、天馬以降、面白くなかった】

五条「面白さで決めるもんなの?」

貴人【当たり前だ

使う奴が、唯の阿呆なら、力を貸す気にもならない

お前も同じ立場になれば分かる

俺と式神達は同様に人の心に話しかける

つまり、お前らの心の中の声が聞こえるんだ

そこまで言ったら、お前達は意味が分かるだろ?

今までの奴等を見てきたら】

……父は、貴人が使えないからイライラしてた

貴人を父が使えれば、より強くなれると言っていた

久し振りの継承者なら、名も上がると……

そういう事か

五条「確かに、実力は良かったけど、此処、鸕宮の家の人達は性格悪かったからね〜

僕の前ではニコニコ愛想振り撒いてるだけで、実際は最悪だって分かってたくらいだし……

でも、鸕宮、斑鳩、蛇草、天若はあったよね?

他の家は?」

貴人【他の式神達の事など知らんが、大体は俺と同じ理由だ

お前達が知ってる家では斑鳩と蛇草以外は】

!?斑鳩の人達……

あそこの家だけは居心地が良かった

鸕宮家よりもずっと……

だから、私の家の様にはならない筈だけど、何で斑鳩家まで……?

貴人【……斑鳩を好んでいたのは知っていた

斑鳩家は単純に朱雀を継承出来る呪力(しゅりょく)が代を継ぐにつれ減ったから、必然的に出来なくなったんだ

蛇草は、騰蛇を継承していく内に呪われていったんだ

だから、自分達から封印した

他は此処とほぼ同じだ】

A「?しゅりょく?」

呪力とは違うの?

それに、他の家って……

もしかして、さっき書いてあった十二家の事……?

貴人【字は一緒だが、此奴も元は呪力(しゅりょく)呪力(じゅりょく)に変わったんだ】

五条「つまり、君達を使った最後を気に色々変わった訳だね?」

貴人【簡単に言えばな】

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設定タグ:呪術廻戦 , 双星の陰陽師 , 虎杖悠仁   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:りん松 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年2月28日 0時

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