やめて ページ11
3日後の放課後
そろそろ衣装作りに取り掛かろうということで
採寸を行うことにした
メイドの子20人に対し衣装係は5人
ちょっと少なかったかな…
原型のある状態からやるとはいえ
大変な作業になりそうだ
やりがいがあっていい！
黒いワンピースに装飾をしてスカートにボリュームを出す要領で作る予定である
「市川ちゃんこっちもお願い〜」
「はーい」
メジャーと記入用紙を持って呼ばれた方へ向かった
体操着の上からはかっていく
みんなウエストほっそ…
測りながら感動していると
教室の前のあたりがキャピキャピと騒ぎ出した
「相川くん女子より細いんだけど！」
「色白だし超美脚w」
「全然…そんなことないよ…！」
「声も可愛いよなー」
「でもAのこと独り占めはずるいぞー！みんなのお母さんなんだからー」
真冬を囲うように女子たちが絡んでいた
私も仲良くしている子たちだし
何も悪いことをされてる訳でもない
なのに
ズキズキと心が痛む
同時に何か汚いものが込み上げてきて
鼻がつーんとした
別にみんなはただ真冬と話しているだけで
私の話題も出しているくらい
真冬に恋愛感情があるとかそういうのじゃないのは分かっているけれど…
私ってこんなに面倒くさくて意地悪な人間だったんだ
普段私以外の女子と話しているのを見ないから余計にかもしれない
真冬は私の彼氏なの
だから近付かないで、話しかけないで
そんなことしか思えない
…でもきっと
真冬が好きななのはこんな私じゃない
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ﾋﾟﾘひっつ@ハチミツ(プロフ) - 応援してます！！ (2018年2月18日 18時) (
レス) id: edba57390b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田サクラ | 作成日時：2017年11月30日 23時
