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小|中|大|「お〜〜〜〜っほっほっほっほ!! おはようございますわ、庶民の皆さん! 本日もわたくし、シャーロット・セシル=アバークロンビーが、このしょぼくれたロビーに参りましたわ〜〜〜〜〜っっっ!!!」
「お嬢様、そんなに大きな声を出されると喉を痛めます」
「お黙りなさい、セバス! このわたくし、朝っぱらから大声を出して潰れるような喉は生憎、持ち合わせておりませんことよ!!」
「これはこれは、失礼致しました……」
ぐるんぐるんに巻いた金髪縦ロールをばっさばっさと振り回し、スリッパをペッタンペッタンと高らかに鳴らしながら階段を下りてくる美少女。その後ろには白い髭を生やしてベストをビシッと決めた老人が控えていた。
ロビー中に響き渡る甲高い声に、まだ寝間着姿の少女が目を吊り上げる。
「ちょっとオジョウサマ! 毎朝毎朝うるさいって言ってんでしょ!! あたしの鼓膜が破れたらどーしてくれんのよ!?」
「あぁ〜らごめんあそばせ? そんなに軟弱な鼓膜を持っていらっしゃるとは、やっぱり庶民の方は鼓膜まで庶民仕様なのかしらあ〜〜?」
「何ですってえ〜〜〜〜?」
ここはインク・オン・パピア。ある共通点を持った者だけが入居出来るシェアハウス。執筆状態:連載中
「お嬢様、そんなに大きな声を出されると喉を痛めます」
「お黙りなさい、セバス! このわたくし、朝っぱらから大声を出して潰れるような喉は生憎、持ち合わせておりませんことよ!!」
「これはこれは、失礼致しました……」
ぐるんぐるんに巻いた金髪縦ロールをばっさばっさと振り回し、スリッパをペッタンペッタンと高らかに鳴らしながら階段を下りてくる美少女。その後ろには白い髭を生やしてベストをビシッと決めた老人が控えていた。
ロビー中に響き渡る甲高い声に、まだ寝間着姿の少女が目を吊り上げる。
「ちょっとオジョウサマ! 毎朝毎朝うるさいって言ってんでしょ!! あたしの鼓膜が破れたらどーしてくれんのよ!?」
「あぁ〜らごめんあそばせ? そんなに軟弱な鼓膜を持っていらっしゃるとは、やっぱり庶民の方は鼓膜まで庶民仕様なのかしらあ〜〜?」
「何ですってえ〜〜〜〜?」
ここはインク・オン・パピア。ある共通点を持った者だけが入居出来るシェアハウス。執筆状態:連載中
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作者名:梟煌 | 作者ホームページ:Twitterには生息しています
作成日時:2020年6月30日 22時