ベタのベタによるベタの為のベタ【募集企画】

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＜ブレック＞
　インク・オン・パピアに招かれる人々の総称。主に、というか管理人しか使っている人間がいない。もちろん、主催たる梟煌もほとんど使わない。

　彼らブレックには共通点があり、「キャラクターが典型的、ベタ」「打ち切りになった漫画の登場人物」である。この２つを満たしていない限り、インク・オン・パピアには招かれない。ジャンルはギャグ、バトル、推理、サスペンス、ミステリー、ラブコメ、ホラー、成人向けなどなど、打ち切りになった漫画なら何でもあり。歴史モノやファンタジーからも集まってくる。
　彼らがインク・オン・パピアで暮らしていられる日数は、「彼らが描かれた漫画が連載した日数」である。故に週刊誌よりも月刊誌で連載していた漫画の方が長生きしやすい。
　連載日数の尽きたキャラクターは、彼が初めて描かれた原稿の１ページとなってしまう。今までパピアから消えたキャラクターの原稿はパピアの一室に全て飾られている。

　「元の世界に帰りたい」「仲間たちと一緒にもう一度冒険がしたい」と言うキャラクターもいれば、「このままでいい」「こちらの世界も楽しみたい」と言うキャラクターまで様々。


＜管理人＞
　本名：菅原実秋(すがわらさねあき)
　打ち切りとなった作品からベタな設定が付けられたキャラクターだけをインク・オン・パピアに呼び寄せ、その暮らしぶりをにこにこと眺めている変人。素顔も名前もブレック達に割れているが、普段の生活やブレック達を集める意図などは明らかになっていない。
　いつも長着に羽織を着ていて、モダンな雰囲気を漂わせているハンサムな男。外を歩くときは中折れ帽を被り、素敵なステッキを持つ。ステッキは仕込み杖なのではないかと一部のブレック達から噂されている。多分そんなことはない。

　様々な言語を使い分け、言語変換機を使用していなくても言葉が通じる。なので初めてパピアに来た人物を落ち着かせ、言語変換機を装着させるのは彼の役割である。

「僕は菅原実秋といいます。このインク・オン・パピアの管理人をしています、どうぞよろしく」
「やあ初めまして、インク・オン・パピアへようこそ。僕たちは君達を心から歓迎します」
「僕は普通の人間ですよ。人よりちょっと、漫画が好きな、ね。……さあ、もう登校しないと遅刻してしまう時間じゃないかな？ ふふ、気を付けて行ってらっしゃい。――こちらの世界で、あの時の続きを楽しんでね」

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