11-2 ページ33
.
でも、先生が教室に入ってきたから皆前を向き私は何も、感じなかった。
「えー、皆も知っているだろうが…」
先生が話してるけど、私は窓から見える景色を見てたから内容が入ってこなかった。
「…クラスの…ば…やが…な…た。
皆も…しいと思うが…た…あ…の…」
先生の声も、少ししか聞こえなかった。
…いつもより声が小さいような。
そんな中でも視界に入る翼の背中は少し震えてた。
どうしたの?
翼、朝から変だよ…
先生の顔も少し、哀しそうだった。
.
.
学校が終わって、秀明に向かった。
受験Bの教室に行こうとしたら、何かざわざわと騒がしかった。
「受験Bの…ち…な…さんが…」
受験Bのクラスの人がどうかしたのかな?
教室に入ったけど、何もおかしなことは無かった。
休み時間になる。
あ!そういえば、今日カフェテリアに集合だったよね。
急いで階段を上る。
扉を開けるといつものテーブルに皆がいた。
「アーヤ!」
若武が気づいて、椅子を引いてくれる。
でも、皆は困惑の表情を浮かべている。
「皆、どうしたの?」
若武に聞いても、首を傾げるだけだった。
「悪い、今日は俺抜けるよ。」
翼が、立ち上がって出て行った。
その様子を見ていた私は不思議でいっぱいだった。
翼、何か朝からどうしたんだろう?
そう思ってると、黒木くんが立った。
「俺も。やれる気分じゃないしね。」
次に、小塚君も出て行った。
「僕、今日はできないかな。」
どうしたの?
皆、帰るなんて。
「クソッ!
何で、帰るんだよ。」
若武が悔しそうな顔をする。
「チッ、今日は解散だ。
二人とも、もう帰っていいぞ。」
若武に言われて、気にしながらも私はカフェテリアから出た。
.
53人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菊香(プロフ) - にーなさん» 遅れてごめんなさい!本当そうです!翼が出るか出るかと心待ちにしていたのに…残念でした…… (2017年10月18日 22時) (レス) id: aea442a5e9 (このIDを非表示/違反報告)
にーな - アニメに翼が出なかったのはショックですね(T-T) (2017年8月30日 17時) (レス) id: 839e9aa7fd (このIDを非表示/違反報告)
菊香(プロフ) - 美桜♪ さん» そ、そうかな?ありがと~♪美桜は、誰押し? (2016年3月26日 9時) (レス) id: 52fa666800 (このIDを非表示/違反報告)
美桜♪ - 菊香さん» いやいや…菊香でしょ!断然! (2016年3月23日 17時) (レス) id: 59f27b1e9c (このIDを非表示/違反報告)
菊香(プロフ) - 美桜♪ さん» 美桜(♪抜かして呼んでも、大丈夫?)の作品も、読んでるよ〜!いや、私のと比べたら、美桜の作品が上手すぎて… (2016年3月23日 13時) (レス) id: aea442a5e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ